2015/11/02
タイプ3が使用する言葉は「成功」「ステータス」「競争」「業績」「結果」「評判」「賞賛」 「目標」「イニシアティブ」「効率」「スピード」「臨機応変」です。
タイプ3の外見は、女性、男性どちらもスタイル、ルックスともに垢抜けており、おしゃれには気を使っています。美女、美男が多く、モデル、スター、タレントのようにありたいと願っています。仕事はいわゆる、「デキル人」というイメージを与えます。時計、靴、宝飾品、男性ならば車(色はたいがい、赤または黒)、などでステータスを誇示します。
「この世は成功のためにあり、敗者に与えられる褒美は無い」と考えているのです。
タイプ3の気質には、目標に対する高い達成意欲という特徴があります。例えば営業職でのタイプ3は、自分の売り上げ数字を追いかけ、結果を出すことに夢中になれます。しかしそれがチームリーダーである場合、極端な弱みとなって現れます。仲間と一緒に働くことが好きで、グループのリーダー役にはなるのですが、指示命令に終始し、部下の育成、成長にじっくりと取り組むことを避けてしまう傾向が出てしまうのです。自分のゴールと報酬が明確になると、競争心に駆り立てられ、後ろからついてくるチームスタッフの育成については忘れてしまいたくなります。(①の部分)それは、部下育成が直接成功に結びつく確率は低く、自分のスピード、効率には障害となり、上司からは評価されにくい地味な仕事、と、無意識に判断してしまうからです。
このようにタイプ3のリーダーは、目立つ仕事を好み、地味な仕事を敬遠してしまう傾向があります。そのようなタイプ3に効果的なEC=エニアグラムコーチングは、部下育成をゴールのひとつとして設定することです。(②の部分)タイプ3のリーダーがチームを率いている場合には、チーム一人一人の成長プロセスに数値目標を設定し、その目標に対してリーダーへの評価・報酬に結びつけることが望ましいでしょう。(③の部分)タイプ3が部下の業務プロセスをケアする方法を学ぶと、良きチームをつくる、優れたリーダーとなります。
EC=エニアグラムコーチング例「部下育成の役割に気づかせる」
課長(上司) 「お疲れ様」
リーダー(部下)「お疲れ様です。お話しとは、何か?」
課長 「うん、君のチームのことなのだが、全体としてはなかなか調子がいいね」
リーダー「はい、有難うございます、他の課に比べて3ヶ月連続でトップです」
課長 「それは、素晴らしいね。ところで君の課のスタッフだがね、今どういう状況かな」
リーダー「ええ、それぞれ頑張っているようですが・・・」
課長 「いつも、ノルマが達成できないスタッフが数名いるね」
リーダー「はあ」
課長 「どうだね、彼らの今後の伸びについては・・・」
リーダー「伸び・・・ですか」
課長 「・・・(積極的な沈黙)」
リーダー「どう言ったらいいのか・・・」
課長 「君も忙しいとは思うが、どのくらい彼らに、指導の時間が割けているのかな」
リーダー「正直言って、あまり割けていません」
課長 「そうか、なるほど・・・それで?」
リーダー「時間は割かなくては、と思っているのですが・・・」(①チームスタッフの育成については忘れてしまいたくなる)
課長 「そうか・・・ところで話は変わるが、君の今期の目標のことなのだが」
リーダー「はい」
課長 「評価項目に、このことを入れて考えてみようと思う」
リーダー「このこと、とは?」
課長 「これは提案なのだが、君の目標に部下指導、育成を加えて考えてみたいのだ」(②部下育成をゴールのひとつとして設定する)
リーダー「育成の目標ですか・・・」
課長 「うん、どう思うかな」
リーダー「え~、ちょっと考えてみたことがないので・・・」
課長 「・・・そうだろうね」
リーダー「どうすればよいのか・・・」
課長 「うん、具体的な方法は今後、明確にするとして、どのようなイメージかな」
リーダー「イメージですか・・・例えば、スタッフが船だとすると、自分が港のような」
課長 「船ねぇ・・・、営業だから、ロケットにしたら(笑)」
リーダー「ロケットですと・・・私が発射台ですか(笑)」
課長 「うん、そうそう、ロケットがどこまで飛んでいけるか、発射台の君に期待されているというわけだ」
リーダー「なるほど・・・それも面白いですね」
課長 「いままでとは意識を切り替えて、新しい、ロケットと発射台の目標を考えよう」
リーダー「面白そうですね」
課長 「もう少しこの話を煮詰めよう。特に、各スタッフを、どうモチベートするか、それに、君をどう評価するかが、課題だな。明日の昼は空いているかな」(③育成目標とリーダーへの評価・報酬を結びつける)
リーダー「はい、大丈夫です」
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荒井 かおり 様(仮名)
村上 恵美 様
「自己理解でハッピーになる1日集中セミナー」、ありがとうございました。
子どもや主人の事など相談させていただいて、どうすれば良いか具体的な方法を教えていただけて大変役に立ちました。
9タイプすべての言語をマスターするには、まだ時間がかかりそうですが、まずは自分と家族、身近にいる人たちのタイプを知って、学びを役立てていきたいと思います。
子育てしていく上で、エニアグラムコーチングを学べたことは、とても良かったと感じています。子どもそれぞれのタイプをいかしてかかわっていき、一緒に成長していきたいと思います。
私はタイプ1なので、エニアグラムを知らなければ、タイプ4の娘をつぶしてしまっていたかもしれないと思います。エニアグラムを学べたことに感謝致します。
山本 豊 様(仮名)
自己の分析を通して、今後の自分の成長に繋がるよう、課題や問題を克服していきたいと思いました。9つのタイプは大変理論的であること、生物学的にも説明がつくことを、改めて認識することができました。1日限りのセミナーでしたが、ここで得た知識に基づいて、今後にいかしていきたいと思います。
安藤 仁志 様 (男性)
非常によかった。経営に活かせる生(なま)の知識だと感じた。人を動かすための必須知識!
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