2016/03/23
「さくらちゃん(大学2年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
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さくら、もっと頭が良くなりたいのですけど、何か良い方法ってあるんですか。
頭の良し悪しは、その人の囚われにある。例えば、料理していて手を切ることがある。その原因の多くは、切れない包丁を使っているからなのじゃ。
え、切れない包丁を使っていたら手は切れないのではないですか?
切れない包丁を使うと、トマトさえスパッと切れず、トマトの皮の上を包丁が滑るので、手を切ってしまうのじゃ
そうなんですか。包丁を研げばよいのでしょうが、砥石を買ったり、面倒くさいですよね。
15秒で、包丁のキレ味は復活する。それはお皿の裏フチで研ぐのじゃ。 お皿の裏のザラザラとした部分で包丁を斜め45°に保ったまま両面を5回くらいずつジャッ、ジャッと研げば、たちまち切れるようになる。料理がはかどるだけではなく、怪我もしなくて済む。
そっか。砥石はいらないんですね。新しい包丁を買う必要もないし。それって頭イイですね。
頭の良し悪しとは、年号をたくさん記憶しているとか、複雑な計算が出来るということとは違う。自分の生活の中で、自由にさらに便利な方法を取り入れたり、やり方を瞬時に変えられるかということが、大いに関係している。頭を良くするのは、まず自分の囚われを捨てることじゃ。
囚われってなんですか?
囚われとは、変化を恐れる心理的な抵抗の一つ。包丁を研ぐということがお皿一枚で誰でも簡単に出来るのに、ついTVショッピングで新しい包丁を買おうとしてしまう。今まで習慣化していたことが変化する時、人は変化の先を意味の無いもの、価値の無いものとして、新しいモノ、より自由なことも避けてしまう。歴史的な例えでは、蒸気機関を発明したワットは、その模型を友人から見せられた時、「こんな、オモチャが何の役に立つのか」と一蹴して、特許が切れるまでの25年間、ほったらかしにした。ソニーがテープレコーダーを世界で初めて発明した時も、やはり「そんなものはオモチャに過ぎない」と当時の日本人から、全く相手にされなかった。
つまり新しいものや、変化を受け入れない、変化を否定してしまう事を囚われと言っているのですね。
その通り。それは、普通の人間そのものじゃ。エニアグラムで言えば、イチロータイプの人は、完璧に囚われ、完璧を目指し過ぎると、かえってミスを連発する。峰不二子タイプは、他者からの評価を得るためにスピードを急ぎすぎるあまりに、中身が空白な書類でも提出してしまう。
他のタイプはどうですか。
ジャイアンタイプは弱さに囚われすぎて、強さを意識しすぎ、清原元プロ野球選手のように、覚せい剤や、反社会的な力を取り込み、結局はその強い闇の力に取り込まれてしまう。
囚われって、恐ろしいものなんですね。その囚われから離れる方法は無いんですか?
エニアグラムによる自己理解じゃ。自己理解をすることで、自分の囚われが消えていく。「汝自身を知れ」とは、デルポイのアポロン神殿の入口に刻まれた古代ギリシアの格言じゃが、これこそ普遍の真理であり、囚われから解き放たれる最強の法則じゃ。
囚われから離れることについてもっと知って、さくら、あたまが良くなりたいです。メーシー教授、今日も役に立つお話を有難う。
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