2016/10/04

【メーシー教授】イライラするダンス

「さくらちゃん（大学2年女子大生）」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。

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今日、お友達とけんかしちゃたんです。映画を一緒に見に行く約束だったのに、ドタキャンされました。友達は、スナフキンタイプ（タイプ４）なので、気まぐれなのは知っていますが・・・。

 

 

さくらちゃんはサザエさんタイプ（タイプ７）なので、映画を観る計画をとても楽しみにしていたのじゃろう。スナフキンタイプ（タイプ４）は、計画では無く、瞬間的な感動を追い求めるので、行動に食い違いが出てくる。

 

どういう時ですか。

 

 

 

 

えーと、健全性とは精神の健康状態のことで、確かレベルが９つ。健全、通常、不健全の３つのゾーンにくくられるのでしたか？

 

 

その通り。我々の普段の多くは、通常の段階であるレベル４から６の間におる。しかし、自己を強く守ろうとする力が大きく働き、自我の肥大化が最大限に大きくなると、不安を行動化し、陰に陽に根元的欲求を激しく追及し始める。

 

 

具体的にはどういうことですか。

 

例えば、弟さんは、マスオさんタイプ（タイプ６）と聞いているが、マスオさんタイプ（タイプ６）の不健全性が高まり、レベル７になると、タイプ６の恐れである「自分には支えが無いから、自分は生きていけない」を他人に押し付ける。あり得ない、ネガティブな妄想を吹き込んでも「あなたには支えが無いから、あなたは生きていけない。だから、揺るがない権威や、自分を守る大きな組織の中で自分の役割を得、その場所にしがみつけ」と言い出す。

 

いやですね。では、サザエさんタイプ（タイプ７）の自分であればどうなるのですか。

 

サザエさんタイプ（タイプ７）の場合は、根元的恐れは「自分は満たされない。不足・欠乏があるので生きていけない」であるから、相手に対して「あなたは満たされない。不足・欠乏がある。欠乏を満たすために意識を拡散させ、マルチタスクで、多動的に行動し、空虚であると分かっていても、刺激に飛びつき続けるように」と欲求する。

 

 

私はやりそうです。

 

 

通常から不健全状態に移行する時、「自分が、最もしてほしくないと恐れることを、人にもせよ」と自我が命じる状態じゃ。これを「鉛の法則」 という

 

 

「鉛の法則」ですか。どうすれば、防げるのですか。

 

 

エニアグラムを学習して、自分の自我の動きを観察し続けることじゃ。自分に向き合うことから逃げず、観察し続けることで、自動的な自我の働きから自分を守ることが出来る。

 

 

そうなんですね。自己観察が効果的なのですね。メーシー教授、今日も良いことを教えていただき、有難うございます。

 

参考：「エニアグラム―あなたを知る９つのタイプ（基礎編）」（株式会社角川書店）

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