【プロファイル】アメリカ大統領にトランプ氏が選出、エニアグラム的考察

アメリカ大統領にトランプ氏が選出されました。読売新聞社の調査では、今後の日米関係は「不安の方が大きい」は５８％に上り、「期待と不安が同じくらい」が３０％、「期待の方が大きい」は８％となりました（１１月１４日発表）。

本日は、トランプ氏がジャイアンタイプ（タイプ８）である前提で、今後の彼の動きにどのようなことが考えられるか、述べます。

歴代のアメリカ大統領としては、ジョージ・ブッシュはジャイアンタイプ（タイプ８）であると私は考えています。

ブッシュの任期中、ニューヨークとワシントンDCを襲った同時爆破テロ、９．１１が起きました。そもそもこの同時爆破テロ事件自体にブッシュの自作自演説が根強く、また本当は無かった大量破壊兵器を根拠にイラクに侵攻し、たくさんの罪のないイラク人を殺傷し、アメリカ軍兵士の多くを失いました。

イラクは大量破壊兵器を保有していないと主張する外交官の妻の秘密を漏えいし、元大使の信頼を失墜させようと謀る、イラク政策の責任者であったラムズフェルド国防長官を辞任（責任をなすりつけて、事実上の更迭）させました。これらの事実については「歴代支持率ワースト1の大統領」である彼の伝記映画「ブッシュ」の中で実際の記録映像とともに詳細に述べられています。

私は、ブッシュは闘いが好きなのではないかと思いますので、トランプもどこかの国を敵に仕立てて、戦争を始める可能性はあります。挑発を繰り返す北朝鮮との戦争は充分に予想され、日本も両国の戦争に巻き込まれていくことは考えられます。

国内に目を転じると、元東京都知事石原慎太郎がジャイアンタイプ（タイプ８）です。１０月２６日毎日新聞の朝刊では「豊洲　部下に丸投げ　石原氏『判断できぬ』　文書で回答」の記事があります。

これは東京都の豊洲市場の移転を巡る小池知事からの質問への回答についての記事です。見出し文は「職員１６万人の巨大組織の元トップは、『担当職員が専門家などと協議した結果を信頼・尊重した』ことを理由に、数千億円規模の事業の決済を事実上、部下の判断に委ねていたと回答した」となっています。

さらに記事では「在任中を知る都幹部は、石原氏の行政運営を『関心のないことや細かいことは部下に任せることが多かった』と振り返る。就任当初から職員に報告をA4用紙１枚程度にまとめるよう求め、任期終盤は毎週金曜日の定例記者会見前に３０分程度行われる各部局の説明の時間がさらに短くなった。登庁が週、１、２回になったことが批判されたこともある」とあります。

アメリカ大統領は東京都知事とは比べ物にならない忙しさでしょうから、週１、２回の登庁では間に合わないでしょうが、「自分の良く分からないところは、部下に丸投げ」はありそうです。

その結果、本人には見えない穴が生じ、大きな失策をする可能性は充分にあります。特に実業家からの転身です。政治分野では分からないことだらけでしょうから、蜜月時代を過ぎたころから、トランプ人気は急速に下がるかもしれません。

今でも、トランプ反対者がデモをしていますが、大統領選出直後にこのような大規模なデモが起こったことは歴史上、前代未聞であり、とにかく、波乱万丈な政権であることは間違いないでしょう。

また、自分のやりたいことに反対する人間は徹底的に攻撃するでしょうから、左遷や更迭、裁判に訴えることは日常茶飯事でしょう（すでに訴訟を４千件起こしており、訴訟王と呼ばれています）。日本との関係は安倍さんがマスオさんタイプ（タイプ６）であることから、親分・子分の関係が成立しやすく、安倍さんがトップにいる限りは、日本は意外とアメリカに可愛がられ、他国からしっかり守ってもらえる可能性は高いと私は考えます。

さて、次回の診断は、どなたにしましょうか？

ご希望をこちらにどうぞ→　info@enneacoach.com

タイプ１・・・完全主義者「星一徹」

タイプ２・・・博愛主義者「ドラえもん」

タイプ３・・・成果主義者「峰不二子」

タイプ４・・・ロマンチスト「スナフキン」

タイプ５・・・研究者「名探偵コナン」

タイプ６・・・サポーター「マスオさん」

タイプ７・・・楽天家「サザエさん」

タイプ８・・・挑戦者「ジャイアン」

タイプ９・・・平和主義者「ウルトラマン」

お気軽に診断コメントをお寄せください。お待ちしています。