2017/03/21
「さくらちゃん(大学2年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
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メーシー教授、こんにちは。前回はアンカリングを教えて頂きました。エニアグラムにも、アンカリングは存在するのですか。
アンカリングとは一種の囚われじゃ。「分かっちゃいるけど、止められない」という言葉がある。「そうしてはいけない事は、分かっている」。しかし「どうしても、その行動をとってしまう」。それが囚われであり、アンカリングじゃ。
具体的には、どういう事でしょうか。
マスオさんタイプ(タイプ6)は物事を、常に悪い方から見る。旅行に行こうと計画すると、もし電車に乗り遅れたら、もし事故に遭ったら、もし現地が雨だったら、もし宿泊先が火事になったら、もし留守にしている間に家に泥棒が入ったら、と悪い方ばかりを考えすぎる。最悪な事ばかりが思い浮かぶと、旅行に行かない方が、最も良い結論となる。
そんな人が世の中にいるなんて信じられません。
いや、日本人には意外とマスオさんタイプ(タイプ6)は多い。わしの出身である秋田や、山口など、日本のほとんどの地方にはマスオさんタイプ(タイプ6)がたくさん住んでおる。
では、東京はどうなのですか。
東京は、江戸時代、徳川家康が、もともと人が少なかった土地を切り開いて作った人工的な都市じゃ。多くの人が地方から移動して出来た土地。どういう人たちかというと、新し物好きや変わり者が多かった。逆に言えば、地方にはいられない特徴をもった人が集まってきたとも言える。そのタイプは4、スナフキンタイプじゃ。
確かに、東京で電車に乗っていると、変な格好をした人や、夜、サングラスをかけている人を見かけます。そしてスナフキンは定住せず、移動していますよね。
スナフキンタイプ(タイプ4)は、ボヘミアンタイプと貴族タイプに分かれる。ボヘミアンタイプは、出会いや感動を求めて旅や移動を繰り返す。転職が多い人も、ボヘミアンタイプ。一方、貴族タイプは、特別と思う環境の中で貴族の末裔の血が流れるプライドを持って住み続ける。昔は神であった天皇と共に生きていたのは、京都に住む人々じゃ。
京都は、建築物も素晴らしいですし、美術工芸品の完成度が高く、デザインなどの学校も多いですから、優れた芸術性を求め、創造性豊かなスナフキンタイプ(タイプ4)が住むにはぴったりですね。私のようなサザエさんタイプ(タイプ7)はどうですか。
サザエさんタイプ(タイプ7)は、マスオさんタイプ(タイプ6)と正反対。どのような事にも、楽しい事や刺激を見つける。旅行の際には、行きたい所、楽しい体験への欲求が多すぎて、日程の中に納まりきれないほどマックスな可能性の計画を作る。仕事にしても、オーバーフローと気づかずに、思いつきで単なる可能性を口にしてしまう。
確かに、そうです。さくらは、楽しい計画がすぐに思いつくのですが、それが本当に出来るのか、やるべき事なのか、考えないで口にしている事があります。 他との関係や、ボリュームや時間を考えずに、その場でマックスな可能性を言ってしまい、結局できなかった事が多いです。これもサザエさんタイプ(タイプ7)の囚われなのですね。
その通りじゃ。つまり、マスオさんタイプ(タイプ6)は最悪な事項に囚われ、サザエさんタイプ(タイプ7)は、全ての可能性を求めてマックスな事に囚われる。エニアグラムにおける各タイプは、それぞれの自我・気質が持つ囚われが、それぞれのタイプにアンカリングされているという事じゃ。
なるほど。エニアグラムのアンカリングの意味が良く分かりました。メーシー教授、今日も良い事を教えて頂き、有難うございます。
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