2017/11/28
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
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いつもお世話になっております。
今、世間では相撲界、特に貴乃花親方の発言や動きについて注目が集まっています。貴乃花のエニアグラムのタイプはいくつで、本人はどうしたいのでしょう。
貴乃花は、自分に厳しく、他人にも厳しい、タイプ1の自我・気質じゃろう。相撲の取り組みがなれ合いになることを避けるために、他部屋との交流を禁じていたほどじゃ。
相撲界の変革を目指しているようです。しかし、 恰好がヤクザのように見えますが、あれは?
タイプ1が正義の御旗を振りかざす時、激しい攻撃性が外側に現れる。時としてそれがヤクザのような格好になる。一時、同じタイプ1の麻生太郎も同じような恰好をしていた。麻生太郎は海外で戦う時、マフィアのような帽子で自分をアピールし、貴乃花はマフラーで戦いをアピールしている。無言の宣戦布告、いわば任侠の世界のようなものじゃ。
任侠の世界ですか。まるで高倉健の映画のようですね。組織の理不尽な仕打ちに耐えに耐え、忍びに忍ぶが、最後の最後、やむに已まれず義のために立ち上がり、一振りの日本刀を携え、それが己の生死をかけた戦いとなるも、敵の真ん中に突入していく、そんなイメージですか。
今の貴乃花は、より良い相撲界の改善のために、正義の実現に向けた、高潔な、怒りの変革者となっておる。
これからは、どうなるのでしょう。
暴行に対する警察の何らかの対応はあるにせよ、一言で言って、相撲界に変化はない。貴乃花が相撲界を変えることは無理じゃ。相撲界は、鈍く、重く、変革を嫌う体質、タイプ9の世界じゃ。貴乃花一人の乱で、相撲界の今までの体質が変わることなどありえない。
では、どうすれば、相撲界を変えることが出来るのでしょう?
貴乃花が自分の視点を変えることじゃ。
と、言われますと?
タイプ1の大いなる欠点は、相手を注視し過ぎ、全体が見えなくなること。貴乃花が注視している先は、相撲界、特に理事の在り方についてだけじゃ。わしが言う全体とは、相撲界を取り巻く国民、相撲ファンのこと。
なるほど。
相撲界は、いわば人気によって成り立つ、芸能的な要素が色濃い。国民と相撲ファンを味方につけることが出来れば、相撲界の様々な悪しき因習に大きな変化をもたらす可能性が生まれる。
確かに、国民も、暴行や八百長を許しているわけでは無いですからね。すると、貴乃花が相撲界に変革をもたらすために、国民全体を味方につけることに気づければ良いのですね。
そういうことじゃ。しかし、タイプ1は、いつもそれに気づかない。
貴乃花がエニアグラムを知って、自己理解ができていれば、相撲界も変わるのでしょうに、残念な話です。教授、今日も良いことを教えて頂き、有難うございます。
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