2018/03/06
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
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メーシー教授、私、アルバイトで家庭教師をしているのですが、子供が勉強しないので、どうしたら勉強をするようになるかと、親からアドバイスを求められるのですが、どのように答えればよいのでしょうか。
そもそも、さくらちゃんは、勉強は何のためにするものなのかと、考えておるのかな。
試験や、より良い学校に入るためなのではないですか。
ハハハハ。もし、そのように親も考えているとすれば、子供の勉強への意欲は高まらないじゃろう。勉強をする目的は、たった一つ。それは、今まで出来なかったことが出来るようなること。
そんな単純なことなのですか。でもそれと、勉強をしようとする意欲がどのように関係するのですか?
さくらちゃんは、ケーキが好きじゃろう。ケーキ作りもするのかな。もし、さくらちゃんが美味しいケーキを作るためには、何をすれば良いかな。
美味しいケーキを食べに行って、研究します。
研究も良いが、一番大切なことは、自分で作ってみながら、味見をすること。完成してからではいかん。途中、途中で自分のケーキにチェックを入れる。例えば自分の作ったケーキのスポンジが、美味しかった店とどう違うか、何故違うのか、考えて、改良する事。
味見をして、考え、改良するのですか。その方法は数学の勉強にも当てはまりますか?
当てはまる。子供の意欲を高めるには、点数が悪い部分を指摘しても全く意味はない。子供の意欲が下がるばかりじゃ。それよりも、間違った答えを、一緒によく観察し、どこで間違ったのか、子供と一緒に考え、正しい答えが出る方法に導くこと。何度か、同じ問題を解かせて、正しい答えが出たら、さくらちゃんが〇を上げる。
なるほど、間違った答えに評価をするのではなく、×を〇に替えさせる方法に導くのですね。でも、算数の単純計算で、いつも同じ間違いをする子がいて、困ります。
さくらちゃんはその子の間違いの傾向に気づいておるじゃろうか。例えば、3を8と見間違えて、計算してしまうとか。英語の習い始めで、bとdの違いが理解できていない子供は、点数が伸びず、英語が嫌いになってしまう。中学、高校、大学、それぞれの段階で、間違い方の傾向性が存在する。
子供の学習の間違い方の傾向までは、分析できていませんでした。学習の傾向は、エニアグラムのタイプに関係がありますか。
タイプ4の子供は、今、ここにある問題に集中できない傾向が、最も強い。どこかに、旅に出かけてしまうので、記憶の量や質に問題が生じる。タイプ7の子供は飽きやすく、タイプ2の子供は勉強中に友達の顔が浮かんでしまうなど、学習の集中を阻害する要素が性格タイプにある。
では、タイプ2の子供には、どう接すれば良いのでしょうか。
タイプ2の子供には、まず、今日の勉強の量をはじめに伝える。例えば、英語の単語を今日の勉強時間内に10個覚える、などじゃ。そして時間内に終われば、友達のことについておしゃべりをしても、かまわないルールにする。またその友達の話も、何分までなど、時間の制限を決める。するとその子は、さくらちゃんとお友達の話をしたいので、英単語を早く覚えて、楽しいおしゃべりの時間を持とうと頑張る。
なるほど。エニアグラムの性格タイプ別に学習の方法があるのですね。
メーシー教授、今日も良いことを教えて頂き、有難うございます。
エニアグラムを知ると子育てがもっと楽に、もっと楽しくなります!
自分と子どもの性格タイプを知り、その子にあった「育て方」「伸ばし方」を学びましょう。
また子どもの発達障害についてエニアグラムが役に立ちます。
日時:2018年3月22日 10:00~12:00 東京渋谷区
詳しくはこちら→ https://goo.gl/nrfeGP