2018/06/14
世界の大富豪の11%、全ノーベル賞の20%以上は、
全世界の人口のわずか0.2%である
ユダヤ人に集中しています。
このようなことを書くと、
「ユダヤ人の特殊性」や「金儲けの技術」、
まして「ユダヤ陰謀論」などを持ち出す方が多くおられます。
しかし、ユダヤ人の研究をしていると、
ユダヤ人に富豪が多く、天才的であるのは、
彼らが持つ精神性と教育がその理由である事は
よく分かります。
精神性の一つは「分け合う」ということです。
ユダヤ人の精神では「分け合う」ことが
徹底的に義務付けられています。
聖書には
「寄る辺の無い者に施しをするのは、神に貸すことだ」
「我々は、皆で一つの財布を持とう」
と説いています。
例えば、「慈善」を行うということですが、
日本人が行う「慈善」とユダヤ人が行う「慈善」とは
ニュアンスが微妙に異なっています。
日本人はボランティア活動をおこなうのは、
「人の役に立ちたい」という思いが無ければ
ボランティア活動を行いません。
しかしユダヤ人の「慈善活動」は、
したい、したくないという本人の希望ではなく、
ユダヤ人である事の義務です。
確かに、多くの幸せな成功者を見てきて、
幸せな人に共通なことは
「彼らが、分け合う人だ」ということです。
では、何故「分け合う」ことが
成功の理由なのでしょうか。
彼らにとって、寄付行為は、
一時的に社会から預かった富を
しかるべきところに返しているにすぎません。
例えば、富を分け合うことは、
自然の循環そのものです。
水は天から雨となって我々にふりそそぎ、
地表にしみ込み、又は海に注がれます。
その雨の中のほんのわずかな量が、
我々の飲料と野菜や家畜に使われます。
その恵みの水は、富といって良いでしょう。
しかしその水(富)も、いずれは他に移動し、
最終的には蒸発し、雲になり、また雨となって注ぎ、
我々はその恩恵を受け続けます。
それは自然の循環であり、同時に富においても、
社会の循環摂理だと考えているのです。
ですから、我々が社会から受けた、自分の富や才能を
ユダヤ人は社会に惜しみなく分け合い、
莫大なサービス(奉仕)を多くの人に行います。
その結果として、彼らは、多くの人から(社会から)
莫大な富が還元されています。
それが幸せな成功者となるためのルールであり、
自分が偉かったからだとは考えていません。
自分に与えられた才能による富を
社会から管理を委託され、
富を社会に戻していると考えているのです。
他民族に虐げられたことも、厳しい自然環境や、
ユダヤ人のように国を亡ぼされ、
世界を流浪することも無かった日本人に、
慈善を義務と考える精神や教育が
育たなかったのは当然と言えます。
日本人は、貧しくとも、それなりに暮らしていける、
恵まれた環境で生きてこられました。
しかし私自身は、富の循環について、
ユダヤ人のように自然の摂理に従って、
分け合うことを義務と考え、
自分も他者をも幸せに共に生きていこうと思っています。
和歌山のドンファンのように、
日本人のお金の考え方、貯め方、使い方は
自然の摂理に沿っていないので、腐臭が漂っています。
才能についても富についても、
さわやかな人生を歩みたいものです。
安村明史
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