2018/07/03
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
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メーシー教授、こんにちは。メーシー教授は本質的成長ということをよくおっしゃいますが、どのようなことでしょうか。
9種類の性格タイプのそれぞれの特徴から離れて、従来持っていない特徴を発揮しうることじゃ。その性格タイプの反対の要素も働かせることが出来るようになることじゃ。
具体的にはどのような特徴なのでしょうか。
例えばタイプ1のイチローのような性格タイプの人間は、自分のやり方、あり方に固執する。物の見方が狭く、答えは一つしかないと、つい考えてしまう特徴を持っておる。
たしかに、タイプ1のイチローの打法は、彼独自の一つの方法です。同じタイプ1である王元監督の一本足打法も、王元監督にしか出来ない打法です。他者にもそれを押し付けてしまうのでしょうか。
王元監督は、自分の一本足打法を他の選手にも勧めたが、結局、失敗した。 人には、その性格タイプや能力に合った、最適な方法がある。それぞれの様々な性格タイプを考えて、その性格タイプと能力にとって、最適な答えを考えられる人は、タイプ1を超えて、本質の働きが現れている人と言える。
他には、どのような例がありますか。
タイプ8のジャイアンタイプは、弱者や弱い力に反応し、鍛えようとするあまり、パワハラ問題を起こしてしまう。
鍛えようとしているのですか。
その通り。パワハラは、ある意味、ジャイアンタイプの愛ある行動じゃ。
パワハラが愛・・・。 にわかに信じることは出来ません。
力の弱い者、能力の低い者に対して、強くしてやろう、成長させてやろうと、良かれと思ってジャイアンタイプは行っている。しかし、方法がまずい。
どういうことでしょうか。
対象者の中には、ただ力が弱いだけではなく、傷ついている、コンプレックスを持っている者もおる。しかし、普通の人と傷ついている人を区別すること無く、全ての人に最大の力やプレッシャー、恐怖を与えることで、力を引き出そうとする。
傷ついている、コンプレックスを持っている人には、まず寄り添い、ケアをしなければなりません。
その通りじゃが、ジャイアンタイプの通常は、相手の状況、レベルに合わせて、対象者を細かく区別をした適切な関わり方をすることが出来ない。また、相手の力に合わせて加減することが出来ない。例えば2トントラックに、いきなり10トンの荷物を載せたら、トラックが壊れてしまう。だが相手を鍛えようと思って、10トンの荷物を載せてしまう。
どのような状況や能力の人にも、最大の力を加えるのでは、パワハラと呼ばれても、仕方ないです。
であるから、ジャイアンタイプの本質とは、白か、黒かではなく、相手にまず寄り添い、相手の状況や能力に合わせて関わっていくことが、本質の働きが現れている人と言える。
なるほど。性格タイプの持っている、本人の従来の特徴を越えて、相手の状況や相手の能力に合った適切な行動をとることが出来るようになることが、本質的な成長の働きなのですね。教授、今日も良いことを教えて頂き、有難うございます。
毎回各タイプの講義の他、それぞれのタイプのモデルから赤裸々な内面の性格タイプの特徴も聞くことが出来る充実の内容です。忙しくて通学できない、遠くて通えない、という方にも。
各タイプを一つずつ9回に分けて、じっくり学んでいき、理解を深めます。自己成長と他者理解、それからの自己成長を目的としています。同時に、コーチングも学ぶことで、より実践的に日常やビジネスでの対人関係力を高めるための技術として習得していきます。