2018/09/10
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
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お世話になります。
最近、スポーツ界でパワハラ問題が取りざたされていますが、パワハラはどうして起こるのでしょうか。
指導者になったばかりの新人が、自分の立場を下の者に無理に理解させようとして、攻撃的な言葉を発し、圧力的な態度を示すことがある。
アメフトや体操などでは、ベテランの指導者がパワハラをしているようですが・・・。
ベテランで力を持った指導者がパワハラをするのは「私」に力や立場を使用するからじゃ。
と、言いますと・・・。
指導を受けた側の立場に立って考えてみればよい。もし、上に立つ者からたとえ厳しく指導や叱責を受けたとしても、「公」の心で行った指導ならば、その後「叱ってもらって良かった」と感謝の心が生まれる。
その通りですね。
しかし「私」の心から受けた指導は、受けた側に感謝は生まれず、パワハラに発展する。
なるほど、指導者の心の持ち方が「公」か「私」で、パワハラになるか、ならないかが分かれるのですね。
「公」の心にあっても「私」が混じると、下の者はすぐに察知してしまう。であるから、上に立つ者は自分の言動に「私」が混じっていないか、常に客観的に自分を観察する能力が求められる。
上に立つ者の戒めですね。メーシー教授、今日も良いことを教えて下さり、有難うございました。