2022/08/09
前回、360度評価の目的について学びました。では、良い360度評価の仕組みはあるのでしょうか。性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー教授、お世話になります。
360度評価についてお伺いしていますが、
では、良い360度評価の仕組みはありますでしょうか。
エニアグラムを使った360度評価が良い。
と言われますと?
一般的な360度評価は、全員に一律な問い。
例えば評価項目に「リーダーシップ」があったとする。しかしエニアグラムのジャイアンタイプは、生まれ持ってリーダーシップ気質。ではマスオさんタイプはというと、生まれつきのサポータータイプなので、自ずと点数は低くなる。
なるほど。一律の評価項目では正確に計測出来ない。
それは既にエニアグラムの性格タイプで人間に9種類の生まれつきの傾斜がついているからなのですね。それを全種類一律な評価項目にしては、逆に不公平ですね。
エニアグラムの360度評価は、各性格タイプ別に評価項目が違う。
例えばジャイアンタイプには、「部下のフォローが出来るか?」、
マスオさんタイプには、「リーダーシップが取れるか?」、
と異なったポイントで評価項目がある。
それは、その性格タイプの計測しなければならない項目から考えられて、制作されているということですね。
360度評価を行う際事前に、自分の性格タイプをまず理解して貰う。そして自分のタイプのどの部分が評価項目になるかを事前に教えられてから、360度評価が行われる。
なるほど。それは公平だし、そもそも、自分の期待されている成長項目が分かりますから、前向きに受け取れますね。
性格タイプによる360度評価は上司、部下に関係なく誰にでも納得感があり、分かりやすく精度も高い。何故、自分がその項目で評価されているのか、事前に本人が分かっているからじゃ。
素晴らしいですね。エニアグラムを使った360度評価の良さが分かりました。
本日もとても勉強になりました。
有難うございました。