2022/09/27
会社での人材育成は、自社の社員はどのような人物であって欲しいかを考えることから始めることが大事とのこと。どういうことでしょうか?性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー教授、今日も宜しくお願いします。
ある会社の社長から、人材育成は何から手を付ければ良いかとの質問を受けました。
どうすれば良いのでしょうか?
自分の子どもで考えてみればよい。
まず、自分の子どもをどのような子供に育てたいかを考えて、その後教育の方法を考える。
と、言われますと?
まずわが社の社員はどのような人物であって欲しいかを考える。
例えば営業であれば、「我が社の社員は相手の立場に立って考えられる営業マンである」というように定義する。
なるほど。あって欲しい社員像を明示化するのですね。
製造、営業、人事、事務、それぞれについて書き出す。そして、そのあって欲しい社員像になるための能力を一つひとつ書きだす。
例えば「相手の立場に立てる営業マン」であればどうでしょうか。
相手の立場に立てるには共感力と想像力が必要だ。
自我の強い人は相手に共感出来ず、相手の立場、考え方の想像が出来ない。だから相手の立場に立てない。
ということは、社員像を作り、必要な能力内容が明確になると、自分にその能力があるかどうかをセルフチェックさせる必要があるということですか。
その通りじゃ。自己認識をさせた上で人材育成に取り掛かる。
孫子の「敵を知り、己を知らば・・・」通じるものがありますね。
自分に不足、欠乏がある事を知って育成を行うと、能力は素早く身につけられる。
なるほど。育成をされる側の意識が整うことで吸収が早まる効果が期待できますね。
今日も良いことを教えて頂き勉強になりました。
有難うございました。