2022/09/29
前回、人材育成は「自分に不足、欠乏がある事を知って育成を行うと、能力は素早く身につけられる」「自己認識が重要」と学びました。では、自己認識が行える何か良い方法はあるのでしょうか。性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー教授、今日も宜しくお願いします。
前回、人材育成は「自分に不足、欠乏がある事を知って育成を行うと、能力は素早く身につけられる」「自己認識が重要」と教えて頂きました。
自己認識が行える何か良い方法はありますか。
まず、知っておいて欲しいことは、もともと能力の低い人は自己認識能力も低いという事。
と、言われますと?
自己認識能力の低い人は、自分が高い能力を持っていると誤解しがち。これはアメリカの大学で検証された。
つまり、自分を正しく知ることは難しいと。
難しい。が、例えばトラブルが多い人は、自分のコミュニケーション能力に不足があると認識出来れば良い。
しかし、そうは考えない。トラブルの原因は環境や他人のせいだと考える。
つまり全て、他人の責任、他責の人ですね。
メーシー教授は他責の人は自己認識能力も低いとお考えですか?
自分に向き合って、自分を正しく見ようとしない人間は、自己認識が未熟なので人間的成長、社会的成長が遅れる。自分を改善し、育てる意識がない。
それ故、トラブルも多くなる。
なるほど、それではどうすれば良いのでしょうか。
認知行動療法的なアプローチは、正しい自己認識に効果がある。
心理学的技法を使うのですね。
それ以外は無いのでしょうか。
誰でも使える方法として360度評価も活用できる。書籍もアプリも充実し始めた。
そもそも、会社自体で自己認識を推奨した方が良い。エニアグラムやエゴグラムなど、性格タイプ診断もその方法の一つ。
なるほど。やはり「己を知る」ということが重要なのですね。
今日も良いことを教えて頂き勉強になりました。
有難うございました。