2017/04/06
今回は世界 フィギュアスケート選手権において、フリー世界最高得点で大逆転Vを果たした羽生結弦を取り上げましょう。
フィギュアスケートがスピードスケート、またボクシング、ラグビーと大きく違う点は、演技力や身体全体での表現力、バレエダンスの要素が強い事です。フィギュアスケートには、美しい手足の動きや表情、「指の先まで」しなやかで美しくある事が評価の対象になります。全タイプの中で、美しさと表現力が優れているのは、タイプ3とタイプ4です。因みに女性のフィギュアスケーターでは安藤 美姫はタイプ3です。浅田真央は、美しいというよりは、可愛いというイメージで、タイプ7です。他のスケーターには荒川静香がいますが、荒川は美しさというよりは、完璧さや厳しさを感じさせます。おそらくタイプ1と思われます。羽生結弦には、可愛らしさや完璧さを感じません。どちらというと安藤 美姫(タイプ3)と織田信成(タイプ4)の両方を兼ね備えた顔つき、雰囲気を持っています。しかし、織田信成(タイプ4)の感情の振幅は、羽生結弦にはありません。感情を表に出す事は少なく、淡々としているように見えます。タイプ3は、感情や緊張を表に出さない事も特徴の一つです。
私が羽生結弦でさらに注目したのは彼の発言です。フジTV(めざましアクア)のインタビューに答えた際、ショートプログラム5位からの大逆転の理由として「ファンの方々の声が大きかった」と語っています。また、他のインタビュー(同番組)でも「自信をもって臨んだショートプログラム。しかし、結果は5位。トップから10点以上ついた差を跳ね返した大逆転のフリーの演技を支えたものは?」という問いに対して「ファンの声ですね。ファンの方々の声が1番自分に強く突き刺さりました」との答えでした。
また、小学校の卒業文集 でも
「ぼくがこの6年間で一番心に残ったことは、スケートのことです。楽しかったこと、くやしかったことなど、いろいろ学びました。
ぼくがスケートを始めてから5年がたった4年の時、初めて全日本へすいせんされました。初めて出場する全日本。僕はきんちょうよりもワクワクしていました。「絶対に優勝してやる」、と思いながらいつもよりも練習に励みました。
そして、当日、ぼくの出番は何と一番。クラブのみんなに『一番は大変だよ。でも、がんばってね。』と言われると、『一番は得意だから大丈夫』と言ってみんなの、そして自分のきんちょうをほぐしました。
『一番、羽生結弦くん』という合図と一緒にぼくの演技が始まりました。僕は何も考えずに無我夢中になって精一杯自分の演技をしました。
ふっと気づいたら、最後のポーズを終えた瞬間、大勢の観客から大きな拍手をもらいました。あの瞬間は未だ忘れてはいません」
と綴っています。大勢の観客からの大きな拍手は、タイプ3にとって最高の成功の証しであり、最も大きな喜びです。
・美しさ、表現力に優れていて、顔立ちに美を感じさせる
・感情を表に出さない
・ファンの声や観客など他者からの評価がモチベーション、喜びである
以上から、羽生結弦はタイプ3、峰不二子タイプと私は診断しました。
みなさんのコメントや、取り上げて欲しい方をこちらにどうぞ→ info@enneacoach.com
タイプ1・・・完全主義者「星一徹」
タイプ2・・・博愛主義者「ドラえもん」
タイプ3・・・成果主義者「峰不二子」
タイプ4・・・ロマンチスト「スナフキン」
タイプ5・・・研究者「名探偵コナン」
タイプ6・・・サポーター「マスオさん・星飛雄馬」
タイプ7・・・楽天家「サザエさん」
タイプ8・・・挑戦者「ジャイアン」
タイプ9・・・平和主義者「ウルトラマン」
お気軽に診断コメントをお寄せください。お待ちしています。
耳より情報です。
高校生向け教科書副教材に、ティム・マクリーン&高岡よし子著『エニアグラムで分かる9つの性格』が紹介されています。
この度、教科書の出版で知られる帝国書院から3月14日に発刊された高校生「現代社会」の副教材、『ライブ!現代社会2017』(P.57)にて、『エニアグラムで分かる9つの性格』が紹介されています。多様性に目を開くこと、自分自身を知ることの必要性という流れの中で掲載されたようです。