2017/01/12
本日は講談社から出版され、映画化された「海賊とよばれた男」の主人公のモデルである、出光興産創業者の出光佐三を取り上げます。
映画「海賊とよばれた男」は、家人と年末、12月31日に観ました。久々に、骨太な日本映画で、感動し、泣きました。石油によって、現代日本を作った一人の男の一生は、その偉大さとともに「お前はいったい、何をやっているのだ」という問いを突き付けてきます。
出光佐三が海賊と呼ばれたのは、陸では他のライバル会社の縄張りがあり、勝てなかったので、自ら小型船に油を積み込み、漁船に直接、売りに行っていたからでした。当然、他の会社も黙ってはいないのですが、それらを蹴散らして商売をし、海では独占的に勝ちを収めます。
第2次世界大戦では、敗北を期した日本であり、多くの企業が首切りをする中で、全員(約千人)を雇用し続けます。出光佐三は、仕事がなく、自宅待機させていた従業員にすら給料を払い続け、GHQからの外注であるラジオの修理などで食いつなぎながら、石油ビジネスを拡大させます。さらに世界の石油メジャーからの圧力を受け、海外との取引を全て断られます。これをはねのける手段として、自社の石油タンカーを建造。英国海軍がイランから輸出されるタンカーの拿捕をおこなうなか、自船でイランの石油を満載して、包囲をとっぱし、無事、日本に石油をもちかえる快挙に胸がすく思いとともに、出光佐三の偉大さに圧倒されます。
出光佐三は若い年で独立する際、資産家が1億円の金をくれたということは、すでに大物の器であっただろうと思われます。
さて、出光佐三のタイプですが、ジャイアインタイプ(タイプ8)のように思います。商売の仕方が強気で、常に挑戦的であり、世界を相手に渡り合う度胸の良さ、社員(手下・子分)をどこまでも大事にする一貫した態度、困難にこそ気合い、やりがいがあふれてくる様は、ジャイアインタイプ(タイプ8)以外には考えられません。
「海賊とよばれた男」、皆さんにぜひお薦めします。
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タイプ1・・・完全主義者「星一徹」
タイプ2・・・博愛主義者「ドラえもん」
タイプ3・・・成果主義者「峰不二子」
タイプ4・・・ロマンチスト「スナフキン」
タイプ5・・・研究者「名探偵コナン」
タイプ6・・・サポーター「マスオさん」
タイプ7・・・楽天家「サザエさん」
タイプ8・・・挑戦者「ジャイアン」
タイプ9・・・平和主義者「ウルトラマン」
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