2017/01/26
本日は、昨年から次々と書籍が出版され。今も人気の衰えない「田中角栄」を取り上げてみましょう。田中角栄の言葉は、数多く世に出まわっていますが、その言葉の多くには、そのタイプ特有の言語が盛んに出ています。
「初めに結論を言え。理由は3つに限定しろ。この世で3つでまとめきれない大事はない」田中は、常日頃から秘書や事務所のスタッフにこの方法を徹底させたと云います。
また彼の生きざまとして「メシ時にはしっかりメシを食え。シャバにはいいことが少ない。それを苦にしてメシが食えないようではダメだ。腹が減っていては、大事な時に戦は出来ない」と語っています。
さらに他者とのコミュニケーションでは「相手の目を見て大きな声できちんとしゃべれ。目をろくに見ず、風呂のなかで屁をするような話し方はダメだ」とも教えています。
・初めに結論を言え(う)
・腹が減っては戦が出来ぬ
・目を見て、大きな声でしゃべれ(る)
の3つはジャイアインタイプ(タイプ8)が常日頃、考え、実行していることです。同じジャイアインタイプ(タイプ8)である石原慎太郎も「初めに結論を言え」と都職員に指示し、実行させました。
また「ノーと言うのは、確かに勇気がいる。しかし、長い目で見れば、信用されることが多い。ノーで信頼度が高まる場合もある」さらに「ためらうことなく『ノー』と言えるようになる秘訣は、自分の中でもっと強い、燃えるような『イエス』を持つことである」
とも言っています。ジャイアインタイプ(タイプ8)らしくイエス、ノーを明確に求め、かつ我々にも力強いメッセージを与えてくれます。さすが、リーダータイプですね。
ただ、田中角栄が通常のレベルのジャイアインタイプ(タイプ8)と異なっているところは多数あります。例えば、グレーゾーンに対する考え方です。
「世の中は白と黒ばかりでもない。その間にある中間地帯、グレーゾーンが一番広い。真理は常に『中間』にある」常に物事を白と黒に分けたがるジャイアインタイプ(タイプ8)には無い、卓越した発想です。では、その娘である田中真紀子はこのことについて何と言っているか。「人間というものは味方(家族)か敵か、その他は使用人である」田中真紀子は、偉大な父のもとに生まれた、平凡なジャイアインタイプ(タイプ8)の政治家であったことがこの言葉からも分かります。大蔵大臣時代、官僚から絶大な支持を得た田中角栄と、外務省官僚から総スカンを食らった田中真紀子外務大臣との違いは、人間の見方、考え方、器の大きさの違いを感じさせます。
田中角栄は、健全性の高い、器の大きなジャイアンタイプ(タイプ8)であったと言えます。
(参考:「人を引き寄せる天才 田中角栄」笠倉出版社)
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タイプ1・・・完全主義者「星一徹」
タイプ2・・・博愛主義者「ドラえもん」
タイプ3・・・成果主義者「峰不二子」
タイプ4・・・ロマンチスト「スナフキン」
タイプ5・・・研究者「名探偵コナン」
タイプ6・・・サポーター「マスオさん・星飛雄馬」
タイプ7・・・楽天家「サザエさん」
タイプ8・・・挑戦者「ジャイアン」
タイプ9・・・平和主義者「ウルトラマン」
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