2017/03/28

【メーシー教授】あとから、伸びてくる人

「さくらちゃん（大学2年女子大生）」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。

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今日は顧問先の社員の事で相談があって参りました。

 

 

 

どのような事でしょうか。

 

 

 

はい。顧問先の方からの質問で、新人から３年生くらいまでの成長を見ていると、最初からぐんぐん伸びて行く人間と、なかなかはじめはエンジンがかからないが、一定の時間をおくと急に伸び出す人間がいると聞きましたが、これはどのような事でしょうか。

 

 

 

 

具体的には、どのようなことでしょうか？

 

 

 

 

 

 

はい。

 

 

 

例えば、仕事で大きな失敗をしてしまった場合「あの時、あんな事が無かったら成功したのに」とか「上司がもっと面倒を見てくれていれば」と原因を運や他人の力といった外的要因に求める人がいる。その一方で「今回は、自分の能力が足りなかった」とか「努力不足だった」と自分自身の内面的な事項を原因と考える人もいる。

 

 

他責か自責か、とよく聞きます。

 

 

 

他責な人は、何か壁にぶつかると「自分の力ではどうにもならない」とあきらめてしまうが、自責な人は「自分の能力次第だ」「自分の努力があれば」と努力を続けられるので、挫折に強く、物事を最後までやり遂げると言われておる。

 

なるほど。そこには、エニアグラムの自我・気質のタイプは関係ないのでしょうか？

 

 

いや、大いに関係がある。例えば、マスオさんタイプ（タイプ６）は環境に左右されやすい。普通の状態のマスオさんタイプ（タイプ６）は、変化に弱いと言える。しかし、とことん逆境の中にいると、スーパーマンにも生まれ変わる。同じようにジャイアンタイプ（タイプ８）も環境に左右されやすい。ジャイアンタイプ（タイプ８）は変化や逆境に非常に強い。しかし、変化や逆境が無いと、全く力が出ない。

 

 

特徴が真逆なのですね。ではマスオさんタイプ（タイプ６）とジャイアンタイプ（タイプ８）が戦うとどうなるのですか？

 

 

 

圧倒的にマスオさんタイプ（タイプ６）の勝ちじゃ。

 

 

 

え、のびた君（タイプ６）やマスオさん（タイプ６）が、ジャイアン（タイプ８）に勝つのですか？

 

 

その通りじゃ。戦争において、マスオさんタイプ（タイプ６）の多い日本は、アメリカにこそ負けたが、あの大国ロシア（タイプ８の国）を屈伏させた。

 

確かに日本（タイプ６の国）はロシア（タイプ８の国）に勝ちました。この事実に、世界中が驚いた事でしょう。当時、軍事では世界の頂点にいたかもしれません。しかし今度は第２次世界大戦で原爆・水爆を経験させられ、徹底的に地にたたき落とされる逆境にいながら、かつての敵国だった欧米に追いつき追い越せと、やがては経済力では世界第２位にまで上り詰めました。にわかには信じられない話です。

 

一定の時間をおくと急に伸び出す人間がいるというのは、かつての日本の成長の姿、つまりマスオさんタイプ（タイプ６）が逆境においては、スーパーマンにもなるという事じゃ。

 

 

なるほど、エニアグラムで語られている自我・気質の真理は、相当深いようですね。良く分かりました。メーシー教授、今日も良い事を教えて頂き、有難うございます。

 

 

 

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■人物紹介

メーシー教授

秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。

 

 

 

さくらちゃん

大学２年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。

 

 

（さくらちゃんの）パパ

人事系コンサルタント会社経営　メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。

 

 

 

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