2016/03/15
「さくらちゃん(大学2年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
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お父さんが月日が経つのが、最近とても速く感じるというのですが、さくらも、子供時代に比べると、なんとなくそう思うんです。これには、何か理由があるんですか?
「ジャネーの法則」という理論がある。ジャネーはフランスの心理学者で、年齢によって時間のスピード感覚が異なる現象を説明した。
どのような理論なのですか?
例えば10歳の子供の1年とは、今まで生きてきた10年間の10分の1じゃ。しかし60歳の人間にとっては、60歳の1年間は60分の1にしか過ぎない。しかも、知識、経験は豊富にあり、新しい記憶に鮮明に残る出来事は少なくなっている。つまり1年の印象が子供にとっての6分の1に薄くなっている。10歳の子供の方は、見るもの、聞くもの、体験することがまだ全て新鮮で、どんどん新しいものが脳に蓄積されていく。しかも比較すれば60歳にとっての1年は、10歳にとっての2カ月に当たる。
なるほど。だから、60歳は、子供より1年の時間が速く感じてしまうのですね。人間の自我・気質でもそんな時間の感覚の違いってあるのかしら。
例えば、マスオサンタイプの人のコミュニケーションは、他のタイプに比較して応答が遅い。理由は、相手の言葉を頭で理解して、正しい答えを出そうとする時間を、30秒から1分ほど必要とするから。他者からは「何も考えていないのか」と誤解されてしまうが、本人は誠実に必死に考えておるのじゃ。
誤解されてしまうんですね。他はどうですか?
スナフキンタイプは、心を浮遊させ、その場から魂が抜けたような状態になることが1日の中で何度もある。その間は膨大な時間が過ぎているが、自分では時間が経っていることが自覚できていない。
え、幽体離脱?他には、どうですか?
ウルトラマンタイプは、時間そのものの存在が分からなくなる。普段の生活でも、悠久の時空にいる感覚が通常。「先程、朝だったのだが、いつの間にか暗くなっている。あ、夜になったんだ」という感じ。であるから、時々、時間や締め切りを教えてあげる必要がある
エー、そんなに、自我・気質によって時間感覚が違うんですね。びっくりです。もっと、知りたいです。メーシー教授、今日も役に立つお話を有難う。
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