2017/05/23

【メーシー教授】タイプ別リーダーの新人の育て方

「さくらちゃん（大学３年女子大生）」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。今日は、「（さくらちゃんの）パパ」が「メーシー教授」に相談に来ています。

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メーシー教授、いつもお世話になっております。ある企業の社長から、新人の育て方について相談を受けたのですが、教えて頂けないでしょうか。

 

 

どのようなことでしょう。

 

 

 

若い社員なのですが、ゆくゆくはリーダーに育てたいと思っているそうです。何か、要諦というべきものがあれば、お伺いしたいのですが。

 

 

どういうことでしょうか。

 

 

はい。

 

 

そうでしたか。遅すぎた交代でしたか。

 

 

その遅すぎる交代に野村監督はこう言った。「若い連中というのは、すぐに楽をしたがる。楽をさせて、数字を残すことができても、真の強さは出てこない。苦労して自分の手でつかみとった時に、はじめて本物になる。」山辺も、初勝利を前にしての降板じゃった。「もう勝てないかもしれない」と弱気になった山辺に、野村はこうも言っている。「苦しみ抜いて得たもののほうがあとで必ずいい結果を生む。それを糧にして欲しい」

 

 

山辺にとっても、野村監督にとっても、ヤクルトにとっても、辛い選択をしていますね。

 

元横浜監督・権藤博の言う「若い連中は、結果を出させる形で育てないと持続性が出ない」 を、野村監督も実行したのじゃろう。結果は負けではあったが、リーダーとしての挑戦であり、忍耐じゃのう。

 

 

 

野村監督は、エニアグラムでのタイプはいくつですか？

 

タイプ６のマスオさんタイプじゃ。当時、「野村再生工場」と言われておった。「野村再生工場」とは  野村監督の采配の一つを指す。 伸び悩む選手や他球団で戦力外となった選手、トレードで移籍してきた選手を再生させ、コンバートや起用法を変えて活躍の場を与えることから命名された。

 

 

新人は、野村監督のようなやり方で育てれば良いのでしょうか。

 

一概に、そうとも言えないじゃろう。例えば、サザエさんタイプの松下幸之助、ジャイインタイプの田中角栄は、また別の方法で新人を育てた。しかし、日本人の多くがタイプ６であることから考えると、タイプ６のマスオさんタイプの監督のやり方は、日本人の多くに合っておるとも言える。

 

 

それぞれのタイプのリーダーがいますから、それぞれのタイプのスタイルをもっと学ぶべきですね。メーシー教授、今日も良いことを教えてくれて有難うございます。

 

「野村克也「頭の使い方」長谷脩　三笠書房

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■人物紹介

メーシー教授

秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。

 

さくらちゃん

大学３年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。

 

（さくらちゃんの）パパ

人事系コンサルタント会社経営　メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。

 

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