2016/03/29

【メーシー教授】人を助けるドラえもんタイプの動かし方

「さくらちゃん（大学2年女子大生）」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。

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また、弟とけんかしちゃったの。

どうしたのかな？

 

なるほど。弟さんを自己中心と思えるのじゃな。それは、そうかもしれん。さくらちゃんはその時、弟さんの状況は聞いたのだが、心は聞いたのかな？

 

例えば、状況を聞くとは、弟さんの予定や、やりたい事を聞くという事。心を聞くとは、バンドのコンサートへの想いを聞くと言う事じゃ。「相手の状況ではなく、心を聞く」とはセラピストやカウンセラーの重要な基本技術の一つと言われておる。

 

まぁ、確かにそうでしょうけど、では、私やお父さん、お母さんの気持ちはどうなるんですか？

その通り。ポイントはそこじゃ。つまり、さくらちゃんが、弟さんの気持ちや想いを聞いていないと同時に、弟さんも、さくらちゃんやご両親の旅行に対する想いは聞いていない。どっちも、どっちという事じゃ。もし、弟さんが、さくらちゃんやお母さんがとても楽しみにしていた家族旅行への想いや、お母さんのがっかりした気持ちを知ったらどのような行動を取るかな。

確かに、考え方が変わるかもしれません。弟は、お母さんが大好きだから。

そこまでは、現代のセラピストやカウンセラーが持っている技術じゃ。しかし、エニアグラムの技術は、もっと深くて、鋭い。エニアグラムでは、各タイプによってその気持ち、想いの種類は異なっていると分類している。例えば、ドラえもん（タイプ２）は、自分は全ての人に愛されたいという欲求を持っている。「百人の人がいたら、その百人、全員から愛されたい」と言ったドラえもんタイプの人がいた。ということは、ドラえもんタイプは、「誰が、より自分を必要としているか」によって、行動の選択を行う。

なるほど。すると弟が、もしドラえもんタイプだとすれば、「家族はあなたを必要としている」と強く訴えかければ、家族旅行を選択するのですね。

その通り。他には、例えばウルトラマンタイプ（タイプ９）は、「波風を立てること」を最も嫌う。もしかすると、コンサートの合同練習の方が、家族旅行よりも先に決まっていて、弟さんは、そのことを家族の前で言えずに、家族旅行に行くと家族の前で言ってしまったのかもしれない。そこのところをよく聞いてみると良い。

確かにあの子は、優柔不断なところがあるから、それが真相かも。相手の心を聞く、しかもタイプ毎に聞き、行動も促すことが出来るのがエニアグラムなんですね。メーシー教授、今日も良い事を教えてくれて有難う。

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