2016/08/30
「さくらちゃん(大学2年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
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TVやYouTubeでいろいろな商品を宣伝していますが、広告や宣伝の効果ってあるのかしら?
大量に流される広告や宣伝に、明らかな効果があることは、脳内の実験で分かっておる。例えば、ペプシコーラとコカコーラを被験者に飲ませるとする。どちらのメーカーかを知らせずに飲ませた場合は、味覚中枢が刺激を受けるだけだったが、メーカー名を知らせて飲ませた場合、ミラーニューロンが反応した。つまり、一定のメーカー名が脳内の神経活動に共感や一体化を呼び起こしておることを表している。
コーラを飲まなかった場合はどうなのですか?
コーラを飲まなくても、そのメーカーのロゴを見せただけで、そのメーカーのコーラを飲んだと同じようにミラーニューロンは反応する。また、自分の好きな女優やミュージシャンが、ある商品コマーシャルに出演すると、そのCMを何度も見ているうちに、その商品にもミラーニューロンは自動的に発火反応をしてしまう。
なんだか怖いですね。それって、私たちが無意識にコントロールされているということですよね。
ところが、エニアグラムでみるとそうとも言えないのじゃ。サザエさんタイプ(タイプ7)の男性は、TVコマーシャルでディアゴスティーニ社の「隔週刊 円谷プロ特撮ドラマ DVDコレクション 」や、女性であれば、通信販売の日本文化センター、「こびりつかないフライパン」などのTVコマーシャルなどに、強く反応する。しかし、スナフキンタイプ(タイプ4)は、どのようなコマーシャルにもほとんど反応しない。見向きもしない場合さえある。マスオさんタイプ(タイプ6)は、通信販売会社に信用が置けるかどうかで、反応が決まるが、どちらというと通販には疑念的じゃ。各タイプで反応が異なっていることは、臨床的に分かっておる。
他には、どのタイプがどのように反応しますか?
神経機能レベルでの研究はまだじゃが、ジャイアンタイプ(タイプ8)は、崖から落ちそうになる、吊り橋が切れて、間一髪で助かるといった、危機一髪のコマーシャルばかりを流す、大正製薬のリポビタンDには、大きな反応を見せる。寺社、自然遺産などのコマーシャルには、ウルトラマンタイプ(タイプ9)が自動的に強く反応する。
ではどうすれば、自動的にコントロールされない人間になることが出来るのですか。
自分の自我・気質を良く理解することじゃ。人間は自分の自我・気質を受け入れることで、自動的な反応から解放されるプログラムがセットされておる。また、大量に流されている情報が、本当に正しい情報なのか、よく見極めることじゃ。大量情報は、知らず知らずに我々の認知をゆがめ、価値観をコントロールしておることを忘れてはならない。
自己理解が大事なのですね。また、大量情報が、私たちの認知をゆがめてしまうことに注意します。。。メーシー教授、今日も良いことを教えていただき、有難うございます。
参考:「ミラーニューロンの発見」(ハヤカワ新書)
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