2018/07/24
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
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お世話になります。
ある企業経営者から、組織開発について相談を受けましたので、アドバイスを頂きたく参りました。
どのような課題でしょうか。
その企業は、業務効率の改善に取り組んでいる会社なのですが、なかなか改善が進まないとの事でした。
組織開発については、いくつかの項目に焦点を当てなければならない。大きくは理念や事業戦略、さらに人事評価などの制度、配置や人員の構造、作業手順・技術の見直し、人材マネジメントの手法など。例えば、よく行われるのは、人事評価制度を変えてみる、又は、マネジメント方法を新たな手法に変えてみる、製造や営業に最先端技術を導入する、などじゃ。
多くの企業が取り組んでいます。なかなか組織そのものを変えることが出来ないようですが・・・。
ハードの部分も重要じゃが、ソフトが変わらないと組織は変革しない。
ソフトとは、 どういうことでしょうか。
人事評価制度の変更は、ハード部分の仕組みの変革に当たる。ソフト部分とは人的要素、ヒューマンプロセスのこと。現在の日本には、人的変革に仕組みが取りいれられておるじゃろうか。
採用後、社会人、ビジネスマンとしての教育は受け、又は、職務・階層別教育などはありますが、リーダーのマネジメント力を向上させる継続的、根本的な教育などは、コーチングなどを使用しています。
ではそのコーチは、自分の自我に取り組み、自分の自我のフィルターを小さくしておるのじゃろうか。人は、なかなか変わらない。人的な成長によって、組織によい影響を与えるリーダーを育てるのは、本人が真剣に取り組まざるを得ない環境であって、最低3年の訓練期間は必要じゃ。
教授は、そのソフト部分の開発には、組織としての仕組みが必要であると、おっしゃっているのですね。
かつて人気があった「7つの習慣」は、リーダーや企業人、学生たちの人間的成長に大いに役立ったし、ある程度の学習の仕組みがあって良かった。
「7つの習慣」と、エニアグラム学習とは、どのような違いがありますか?
エニアグラムは、「ユース オブ セルフ(Use Of Self)」自分の中にある、自我の動きや気づきを重視していること。二つ目は、フィードバックループという概念を取り入れていること。
フィードバックループとは何ですか?
フィードバックループとは、自分へのフィードバックを何度も繰り返し、ループ状の推進の仕組みを作る事じゃ。失敗した自分を対象として自分から学ぶ、さらに自分から学び、推進の後押しの仕組みを組織的に作り上げること。その仕組みを作ることで、組織のヒューマンプロセスは、大きな変革を遂げる。
エニアグラムは、ヒューマンプロセスであるソフト部分に仕組み化が可能なのですね。メーシー教授、今日も良いことを教えて頂き有難うございます。
1日でエニアグラムの9つのタイプの概要を学べます。それぞれのタイプの特徴や考え方、思考の傾向を学び自分だけでなく、周りにいる人たちについてもより深く知りたいという方に。
毎回各タイプの講義の他、それぞれのタイプのモデルから赤裸々な内面の性格タイプの特徴も聞くことが出来る充実の内容です。忙しくて通学できない、遠くて通えない、という方にも。
各タイプを一つずつ9回に分けて、じっくり学んでいき、理解を深めます。自己成長と他者理解、それからの自己成長を目的としています。同時に、コーチングも学ぶことで、より実践的に日常やビジネスでの対人関係力を高めるための技術として習得していきます。