2017/08/29
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、
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メーシー教授、いつもお世話になっております。
エニアグラムで、各タイプにマネジメントの方法を変える事で、高い効果性があると伺いましたが、具体的にはどの様なことでしょうか。
例えば、目標管理において指導を行う際、星一徹タイプ(タイプ1)の上司は、「間違っている」と言う言語を無意識に好み、部下の不足点に強く反応する。
どのように、反応するのですか。
「あなたは間違っている。あなたが何故、完璧を目指さないのか、理解できない」と、心で思ったり、実際に言ってしまう。
なるほど。これは、きついですね。言われた部下は、自分の行動を否定されたような気がします。
部下が99%出来ているのに、不足な1%を追求する事で、どれだけ部下のやる気を下げているかを上司が理解する。そして最初に、99%出来ていることを充分に認めた上で、不足点を伝えるように、意識してマネジメントを行う。
まず上司が、自分のマネジメントの傾向を理解して、自己改善を行うことから、始めるのですね。しかしそれでは、「相手のタイプに合わせてマネジメントを行う」では無いですね。
そうじゃな。であるから、次に必要な事は他者理解じゃ。部下のタイプの特徴を把握して、言葉を変換する。
例えば、峰不二子タイプ(タイプ3)にはどのようにマネジメントするのですか。
「目標へのプロセスで、あなたが分からないことは私に早めに聞いてください」と伝える。
どうしてその言葉が、峰不二子タイプ(タイプ3)のマネジメントに役立つのですか。
峰不二子タイプ(タイプ3)には、常にゴールが見えている。つまり、完璧な基準がすでにあり、そのゴールに向かって猛烈に努力している。しかし、もし、そのゴールに届く事に手間取っている場合は、目標へのプロセスに何らかの障害が生じていることを意味している。
なるほど。怠けているということでは無いのですね。
であるから、プロセスで分からない事、困難なことについて、早目に相談してもらう事が、目標達成の支援に有効となる。峰不二子タイプ(タイプ3)はプライドが高いので、自分の乗り越えられない課題について訊ねる時は、誰にも聞かれないように、個人的な配慮をし、支援する時も、誰にも知られないように、さりげなく行う。
エニアグラム学習には、各タイプに、このようなマネジメントの技術があるのですね。上司が、エニアグラムを使いこなせるようになれば、目標達成しやすくなり、ストレスからも解放されますね。メーシー教授、今日も良いことを教えて頂き、有難うございます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
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