2015/12/22
「さくらちゃん(大学2年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
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昨日、家族で一緒にごはん食べに行ったのだけど、ひどい目にあったの。
何があったのかな。
お肉が食べたいと弟が言うので、お友達から聞いた焼き肉屋さんに行ったんです。ところがそこのお店が臨時休業で、近くの知らない店に入ったら、なかなかお料理が出てこなかったり、味もイマイチで、サービスも悪く、さんざんでした。
なるほど。それは選択方法に工夫が必要じゃな。この場合の選択方法の工夫とは、もしプランAがダメだった場合、プランBをあらかじめ用意しておくということじゃ。プランBがダメであることもあるから、プランCまで考えることが出来れば、選択の失敗はほとんど防ぐことができる。
あ、そうですね。選択の予備を持っておくと、確かに確実ですね。
はじめから、一つしか選択肢を持たないことで、困ったことが起きる。例えば、日本国憲法じゃが、文言に間違いがある。しかし、直すことができない。
え、あの憲法の条文にですか?びっくり。
第七条第四号に天皇の国事行為という条文で「議員の総選挙の施行を公示すること」とある。しかし、衆議院選挙の時に参議院選挙が重なっても、参議院選挙は半分は非改選であるので、議員の総選挙はあり得ない。つまり「総」という文字が誤植で発布されている。(註:総選挙は存在します。しかし議員の総選挙ではないということです)
でも憲法改正には、両議院の議員の3分の2以上の賛成がないと改正案は可決されないんですよね。中学校で習いました。
その通り。憲法の但し書きに「文言の過ちは、直ちに直せる」とでも書いておけばよかったのだろうが(笑)。作成に携わった役人も学者も、まさか専門家である自分たちが間違うとは、思いもよらなかったのじゃろう。
そうですよね。憲法にだって間違いがあるくらいだから、私たちはもっと慎重に、失敗した時のカバーの方法を、あらかじめ考えておくべきね。それが「失敗しない選択の工夫」ということなのですね。プランA,プランB,プランC・・・、憶えておきます。メーシー教授、今日も良いことを教えてくれて有難う。