2018/08/07
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
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メーシー教授、こんにちは。
エニアグラムによる成長には、苦痛が伴うと聞いているのですが、今、エニアグラムを学習しながら苦しんでいる人はいるのですか。
何人か、おる。
どのような状況で、また、どうしてそれは起きるのですか。
現在、タイプ1の方が3人。以前は、タイプ4の方が1人。特にタイプ1の方たちは、自分のマイナスな神様、我と別れることに、強い苦痛を感じておる。
どうして苦痛を感じるのですか。
人間の我というものは、環境の中で自然に育っていく。養育者や環境からのストレスが強ければ強いほど、我は強固に発達し、自分を守るギブスのようにしっかりと身体と同一化する。
我が強固になっていくと、外れにくくなるのですか。
外れにくくなる。しかし、どうしても外さなくてはならない時が来る。
具体的には、どういうことでしょうか。
今のやり方、生き方ではどうしようもないと自覚出来、自分に向き合わざるを得ない覚悟が出来た時じゃ。
何か例がありますか。
今年 バドミントン世界選手権大会で優勝した桃田選手が良い例。
桃田選手は、都内の違法カジノ店で賭博をしていたことで、日本バドミントン協会から無期限の競技会出場停止処分を受けた人ですね。
昨年、出場停止処分が解け、今回、日本男子で初めて、世界選手権で優勝した。
ここまで来るのは、辛かったでしょうね。
記者から、「何故ここまで出来たのか」と問われ、たった一言「自分に向き合ってきました」と答えた。
重い言葉ですね。
人間には、人生上幾度か、自分に向き合わざるを得ない瞬間が誰にでもある。その時に、逃げるか、自分に向き合うか。
エニアグラムはどうなのですか。
エニアグラムは、桃田選手のような厳しい環境で無くとも自分に向き合えるツールじゃ。ただし、エニアグラムであっても、ある段階では苦痛が伴う。それは、我との決別の時じゃ。しかし、それを乗り越えた時、桃田選手のような素晴らしい結果を得る。彼は、新たな人間として大きく成長した。
なるほど、我から離れることは、苦痛も伴うのですが、素晴らしい新しい人生も待っているのですね。メーシー教授、今日も良いことを教えてくださり、有難うございます。
毎回各タイプの講義の他、それぞれのタイプのモデルから赤裸々な内面の性格タイプの特徴も聞くことが出来る充実の内容です。忙しくて通学できない、遠くて通えない、という方にも。
各タイプを一つずつ9回に分けて、じっくり学んでいき、理解を深めます。自己成長と他者理解、それからの自己成長を目的としています。同時に、コーチングも学ぶことで、より実践的に日常やビジネスでの対人関係力を高めるための技術として習得していきます。