2017/11/21
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
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メーシー教授、こんにちは。
私は、大学で教職課程をとっているので、日テレの「先に生まれただけの僕」というドラマがとても気になるのですが、あのドラマを教授はどう思われますか?
「先に生まれただけの僕」というと櫻井翔が主演、井川遙、蒼井優、多部未華子、風間杜夫など、豪華なキャストで展開する学園ドラマじゃな。学園ドラマと言っても先生が主体で、アクティブラーニングという勉強方法を授業に取り入れるなどという話じゃった。
アクティブラーニングは、いつごろからあるのですか?
古くはギリシャ時代に遡る。問答法、産婆法とも呼ばれておった。教師が一方的に教えるのではなく、教師が質問をして、生徒はその質問に答えられるように自分で学ぶ。さらに互いに議論し、教師にも質問をし、授業を自ら作っていく。
産婆法って、先生が産婆さん、生徒がお母さんで、答えという子供を生み出すイメージですね。アクティブラーニングの起源はそんなに古くからあったのですか。今も、実際に使われているのですか。
アメリカ、フランス、イギリスなどの学校では、とっくに行っておる。日本はだいぶ遅れていたが、国際社会に対応できる人材を育てるために、教育方法もやっと国際化に目覚め始めたのじゃろう。
教師が質問するということは、コーチングみたいなものかしら。
コーチングは基本的に、1対1。教育の現場では先生が1に対して、生徒が複数。であるから、先生は、様々な生徒のレベルや意見を上手に導いて、全員を同じゴールに立たせなければならない。
それって、結構大変そうですね。
先生は、教科書通りに教えるのではなく、生徒が主体的、積極的に参加する授業を工夫しなければならない。また、生徒には様々な個性もある。であるから、高いコミュニケーション能力や感情のコントロールが出来る人材でなければ務まらない。
では、先生自身が成長しなければ、アクティブラーニングの実現は難しそうですね。
先生の人間力が問われるのう。今までの先生の傾向は、生徒の状態に合わせて、決まったことを教えていればそれで良かった。しかしこれからの先生は、多様性に富む世界基準で生徒の能力を引き出すために、様々な社会的な訓練も必要になってくる。
社会的な訓練と言えば、高校野球部の女子マネジャーがドラッカーのマネジメントを学んで甲子園に向かわせる小説、映画もありました。
TBS映画で、 主演は前田敦子じゃったな。今後の日本の教育は、 ビジネス的要素、グローバル的な視野からの教師教育も盛んにならねばなるまい。
エニアグラムはどうなのでしょう。
海外の学校では小学校から教えているところもある。人間の多様性を学ぶエニアグラムは、自己理解、他者理解のための人間力の基礎、基本じゃが、日本には普及が遅れておる。
エニアグラムを題材にした映画やドラマが出来るとよいですね。今日も良いことを教えて頂き、有難うございます。
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