2016/10/11

【メーシー教授】黄金の法則の実現

「さくらちゃん（大学2年女子大生）」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。

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前回、「鉛の法則」について教えていただきました。通常から不健全状態に移行する時、「自分が、最もしてほしくないと恐れることを、人にもせよ」と自我が命じる状態ということでした。あの法則はどこから来ているのですか？

 

 

聖書の中に「黄金の法則」という教えがある。

 

ドラえもんは、感謝されたいからですよね。

 

 

のび太くんがドラえもんに何かしてあげられる人にならないと、いけませんよね。例えば、自分のお金でどら焼きを買ってあげるとか。

 

 

その通り。いつまでも、ドラえもんに頼ってばかりの甘えたのび太くんを、人を助ける側の人間にドラえもんが「成長」させなければ、黄金の法則は実現しない。

 

のび太くんを甘えさせないで、「成長」させなければ、黄金の法則は実現しないのですね。それって、４次元ポケットから、何か出してあげるより、ドラえもんにとって大変なことかも。のび太くんを「成長」させる前に、まずドラえもんが指導的立場に「成長」しなければ成立する話ではないですよね。他の例ではどうですか？

 

例えばジャイアン（タイプ８）がして欲しいことは、「見守る」ということ。直接的には手を出さずに、一定の距離の外から、いつも気にかけてくれる存在でいる仲間を望んでいる。もし、相手がそのような存在であったならば、お互いの関係はどのような状態じゃろう。

 

 

どのような状態・・・。お互いに、干渉や衝突をしないので、平和が保てます。でも、ジャイアンは、相手にすぐに突っかかっていきそうです。

 

その通り。ジャイアン自身が、相手を見守れる「成長」した人物にならなければ、黄金の法則は実現しない。

 

 

 

では、どうすれば、黄金の法則は実現できるのですか？

 

まず自分が欲していること、真の欲求を知ること。例えば、ジャイアンは、「相手を支配・コントロールしたい」というよりは、「仲間を持ちたい」という真の欲求を持っていることを自己理解する。自己理解というよりは「自分に気づく」ということに近い。では、自分が相手から「仲間でいたい」と思われるには、どのような行動をすれば良いのか、さらに「自分に気づく」必要がある。

 

 

自己理解をして、「気づき」を得て、改善を心がけるのですね。

 

その通り。改善と言うと難しく考える人がいるが、実は改善は難しく無い。改善は、自然に、誰でも、起こるようになっておる。難しいのは自己理解じゃ。日々、自分を観察し「自分に気づき続ける」ことを心がけることが大切じゃ。そうじゃのう、自己理解と改善の心がけの割合としては、８対２くらいかのう。日々、「自分を観察し、気づき続ける」ことに８割の意識を持つと、人は、みるみる、自動的に成長していく。

 

 

黄金の法則の実現には、自己理解、特に「自分に気づき続ける」ことが大事なのですね。メーシー教授、今日も良いことを教えていただき、有難うございます。

 

参考：「エニアグラム―あなたを知る９つのタイプ（基礎編）」（株式会社角川書店）

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