2017/12/14
私たちの普段の生活の中で、
身体が疲れるように、心が疲れ、
知らず知らずに
心のエネルギーが低下していることがあります。
今日は、心のエネルギーが下がった状態から、
エネルギーを簡単に上げ、
かつエネルギーを充填する方法をお伝えします。
心のエネルギーが下がる原因の一つは、
単純に睡眠の不足です。
睡眠不足が心のエネルギーを低下させ、
うつや自殺を誘発することはよく知られています。
「寝る子は育つ」と言いますが、
医者は「寝る患者は治る」と言います。
ベッドで寝ていることで、
集中的に自然治癒力を高めた状態が作られますので、
心のエネルギーも元の状態に回復します。
他に心のエネルギーが下がる原因は、
自分のやりたくないことを、無理にやらされたり、
義務感でいやいやながらやると、
心のエネルギーの低下につながります。
逆に今やっていることを、楽しいことと認識することが、
心のエネルギーを高めることになります。
嫌な仕事でも言葉に出して「楽しい」というだけで、
脳は簡単に騙されてくれます。
仕事のそれ自体が楽しくなくても、
その作業が終わったらチョコレートを一口食べられるとか、
一杯ビールが飲めるとか、
楽しみを用意することも有効です。
楽しいこと、自らしたいことを先においても、
心のエネルギーは増えるのです。
最後になりますが、人は思い悩むと、
急激に心のエネルギーが失われます。
臨床的なデータでは、1時間悩むと
1日分の心のエネルギーを消費すると言われています。
ですから、悩まないことです。
今、悩んでいる人からは、
「そう簡単に悩まなくて済むなら、苦労はしないよ」
と言われてしまうかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
あなたは、大学の入試試験やTOEICなどの資格試験で、
5分以上悩んで答えが出なければ、
考えることを止めて次の問題に移った方が良い、
という指導をされたことはありませんか?
その時、悩んで時間をかけるより、
解ける問題に取り組んで、
より多くの点数を稼いだ方がメリットは大きいので、
そのように指導されます。
この方法は、極めて合理的です。
悩んでいる時間をかけても答えが出ない理由は、
そもそも本人に答えを出す力が、
まだ備わっていないからです。
もともと無い力なのに、
ウンウンうなって時間をかけて悩むよりも、
自分が今、解ける問題に取り組むのは、
心のエネルギーを下げない良い方法です。
結果的に良い自己評価が得られれば、
さらに心のエネルギーは高まっていきます。
心のエネルギーを高めた状態で、
どうしたら出来るのかを考えていけば、
困難な問題も、必ず解決します。
安村明史
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