2017/10/12
今回からしばらく、安村明史の安村明史的世界を記述していこうと思います。
心理学はもとより、歴史、人物、事象、友人関係や精神世界にまで話を及ばせますが、
短い文章で終わらせますので、お忙しい方も、少しおつきあいください。
ふと立ち止まって、あなたの心に残るようなブログにします。
さて本日は、「相手の立場に100回立つ」を述べます。
「相手の立場に100回立つ」の源は、警察関係者が口にする「現場100回」です。
現場に100回も行く目的は、犯行時の状況、犯人の動機、背景、気持ち、
被害者との相関などを現場で徹底的に考えることの有効性です。
これは警察の方でなくとも、モノづくりをしている人、サービス業に携わる人、
その他多くの人が「全ては現場に答えがある」と知っていることでしょう。
「相手の立場に100回立つ」も、人と人が接するあらゆる場面で、きわめて有効です。
営業マンで、モノが売れないと悲嘆する人は、ぜひ、お客様の立場で考えてみてください。
お客様にその商品が必要であれば、必ず買ってもらえます。
商品を必要としている人は、いつ、どこで、どのようなシィチュエーションで
あなたの商品を必要としているかを考えれば、答えは見つかります。
異性にもてない人の多くは、自分の好きな人のことばかりを追っています。
目線を180度変えて、自分が好きなタイプの人は、どのような相手が好きなのか、
相手の立場に立って考え、自分が相手にとって気に入る人になる努力をしてみて下さい。
親子関係も、親は子供の気持ちになり、子供も親の立場で考えられれば、理解しあえます。
対人関係問題のほとんどは、自己主張の衝突です。
互いに相手の立場に立つことが出来れば、100%近く、問題は解決します。
相手の見ている世界、事実、感情、想いを自分の内面に再現してみるのです。
「相手の立場に100回立つ」。
忘れずに使ってみましょう。
安村明史