2015/10/21
講師の一通りの説明が終わり、各自の気質の診断をすることになりました。Webで行った方法よりも精度の高い診断を行うということです。待っていると、画用紙とクレヨンが渡されました。これで絵を描くということでした。クレヨンで絵を描くのはもう25年ぶりくらいです。懐かしさとともに、少し気恥ずかしさを感じました。下手な絵を描き、他人から悪い評価されるのは避けたいとも思います。絵のテーマは「自分のモチベーションが上がる時、下がる時」でした。めいめいがそれぞれの絵を描き始め、10分ほどで高橋課長も描き終えました。隣の席には前回と同様、赤木課長が座っています。
その後、一名ずつ絵を持ち、白板の前で説明をすることになりました。講師は、その絵の説明の際、何故その絵を描いたのか、その動機を詳しく話すよう指示しました。何人かの説明を聞いていると、高橋課長は小さく「あっ」と、思わず声を漏らしてしまいました。自分と非常に良く似た絵を描いている女性課長がいます。
次は高橋課長の絵の説明でした。本当にそっくりです。
モチベーションが上がる方(左側)は太陽と海辺、仲間がいて、自分を見ています。赤い岩のような物体は、そこに何か良いものがある、ひとつの目標を表わしています。女性課長も波乗りをしている自分を見ていてくれる仲間と、ビックウェイブに乗りながら目標の方向へ向かっている自分を表わしていると説明しました。モチベーションが下がる絵(右側)もそっくりです。雲と雨、誰も自分を見てくれていない様子が描かれています。女性課長と高橋課長は、思わず目を合わせました。すると、次の発表者の海外勤務、女性課長の絵ともよく似ています。
表現は多少違ってはいても、絵を描いた動機の説明は3人とも全く同じです。
こんなことが、いったいあるのでしょうか。講師は、これらの絵はタイプ3の気質を持つ人の絵であると説明しました。Web上での診断も全員一致、タイプ3でした。
そして今度は、赤木課長が驚いたような顔をして他部署の課長の絵を見ています。
次の課長の絵はこのようでした。
そして、赤木課長の絵はこのようでした。
これらも表現の仕方は異なるものの、全員の説明の内容は同じでした。楽しいこと、面白いことが刺激となって、モチベーションが上がると口をそろえて言いました。受講者全員が驚いたのは、右側の箱に入った自分を表わした絵です。情報が入らず、他者と孤立し、制限を加えられている状態は全くやる気を失う、と、これもまた、3人が同じことを言います。講師は、この絵を描く気質はタイプ7であると説明しました。
他の課長達も、同じ絵を描く人が何人かいました。いつのまにか、異なった絵を描く人が9種類に分かれました。その時、高橋課長は初めて気がつけました。同じ絵で表現するのは、同じ動機を持つからであると言うことです。絵を描いた動機は、同じタイプで一致しています。逆に言えば、この世の中に、9種類の動機を持つ、それぞれの人種がいるということになります。それが9つの気質ということなのだ、と初めて理解できました。
絵を題材に、講師による各タイプの説明がありました。そこで分ったことは、各気質には、各決まった行動があり、また各言語を持っていることでした。例えば、タイプ7赤木課長達が無意識に発している言葉は、「ま、いっか」「問題ない」です。この説明にタイプ7全員が笑いました。高橋課長も赤木課長の横で、何回か「ま、いっか」とつぶやいているのを聞いています。高橋課長も、思わず一緒に笑ってしまいました。タイプ3の説明では、「目標、結果、成果、業績、効率」がキーワードになっていると教えられました。確かに高橋課長には仕事でも家庭にでも、これらの言葉がいつも思い浮かんできます。実は、メールで送られてきた診断結果の下方にあった宣伝文には、タイプ3の気質の人間が刺激されて行動を起こす「目標、効率、成果、業績」というキーワードが埋め込まれていました。キーワードがそのタイプの無意識に作用して、強く行動を促す巧妙な方法がとられていたのです。
自己理解でハッピーになる1日集中セミナーを受講することで得られる効果とは・・・
荒井 かおり 様(仮名)
村上 恵美 様
「自己理解でハッピーになる1日集中セミナー」、ありがとうございました。
子どもや主人の事など相談させていただいて、どうすれば良いか具体的な方法を教えていただけて大変役に立ちました。
9タイプすべての言語をマスターするには、まだ時間がかかりそうですが、まずは自分と家族、身近にいる人たちのタイプを知って、学びを役立てていきたいと思います。
子育てしていく上で、エニアグラムコーチングを学べたことは、とても良かったと感じています。子どもそれぞれのタイプをいかしてかかわっていき、一緒に成長していきたいと思います。
私はタイプ1なので、エニアグラムを知らなければ、タイプ4の娘をつぶしてしまっていたかもしれないと思います。エニアグラムを学べたことに感謝致します。
山本 豊 様(仮名)
自己の分析を通して、今後の自分の成長に繋がるよう、課題や問題を克服していきたいと思いました。9つのタイプは大変理論的であること、生物学的にも説明がつくことを、改めて認識することができました。1日限りのセミナーでしたが、ここで得た知識に基づいて、今後にいかしていきたいと思います。
安藤 仁志 様 (男性)
非常によかった。経営に活かせる生(なま)の知識だと感じた。人を動かすための必須知識!
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