2018/05/10

サザエさん・カツオ君への指導教育方法

エニアグラムによる性格タイプの特徴についての情報は、

私のブログばかりではなく、書籍も多数出ており、

比較的、特徴については学習しやすいと思います。

 

しかし、各性格タイプの成長を促すには、

どのように指導、教育すれば良いか、方法について、

詳しく書いている本は見当たらず、

また私自身も性格タイプ別の成長に特化した

セミナーを体験したことがありません。

 

それでは、自分でテキストを作り、

自分で通学コースと通信講座を行おうと考え、

今、セミナーを実施し、通信講座用の撮影を始めているのが、

新たな応用クラスです。

（９タイプビジネス能力開発セミナー通学コース　応用クラス）

 

テキストの作り方ですが、

初めは私が今までの知識の蓄積と経験から記述をして、

作成します。その後、スタッフにも協力を頂きながら、

それぞれのタイプにインタビューをして、

検証を行い、内容を確定するという作業を行っています。

インタビューを始めると、私の知識、情報では７割しか正確ではなく、

３割は的外れか、当たらずとは言えども遠からず、

であることが分かりました。

 

本日のテーマである「サザエさん・カツオ君への指導教育方法」は、

応用クラスのテキストを作る中で、

発見した事例を一つだけ述べます。

 

ご存知の通り、サザエさん・カツオ君はタイプ７です。

タイプ７の特徴は、明るく、前向き、

失敗しても軽いフットワークで立ち上がり、

めげない性格と捉えられます。

ポジティブで、プラス思考で、皆の人気者です。

 

しかし、そのような特徴を持つ子供を持つ親や上司は、

指導教育に大変苦労していることでしょう。

何故ならば、やるべきことが完結しなくてもケロッとしており、

叱っても反省している様子もなく、

また同じ失敗を繰り返しても「ま、いっか」と

自分を簡単に許してしまう軽さに対し、

どう指導すれば良いのか、困惑してしまうのです。

 

私は以前、タイプ７の方に対して

「失敗から何を学ぶか」という質問によって、

失敗を客観的に見させ、改善することが出来ると信じてきました。

 

ところが今回、タイプ７の応用テキスト作成の

インタビューを受けてくれたタイプ７の家人は、

全く違う答えを持っていました。

 

その答えである、タイプ７を失敗から改善に向かわせる

有効な指導方法は

「不快な感情を思い出させること」

なのだそうです。

 

タイプ７の方が過去、失敗したときに味わった、

嫌な感情、不快だった気持ちを、あえて思い出せることによって、

自ら改善に向かうのだそうです。

私は、頭脳の活用を中心としたセンターである

タイプ７に対してであればこそ、

不快な感情を使用するという原理に、目からうろこ、でした。

 

これからもさらに、様々な性格タイプ別指導教育方法の

発見がある事でしょう。

 

通学コースの応用クラスセミナーは、既に開始しており、

通信講座の発売は、５月下旬か、６月初めを予定しています。

 

 

安村明史

 

【体験セミナー（2時間）】

エニアグラムとは？エニアグラムを学習するメリットは？他の研修との違いは？等の疑問をお持ちの方は、まず2時間の体験セミナーにお越しください。

【入門セミナー（1日）】

1日でエニアグラムの9つのタイプの概要を学べます。それぞれのタイプの特徴や考え方、思考の傾向を学び自分だけでなく、周りにいる人たちについてもより深く知りたいという方に。

【通学コース　基礎クラス（全9回）】

各タイプを一つずつ9回に分けて、じっくり学んでいき、理解を深めます。自己成長と他者理解、それからの自己成長を目的としています。同時に、コーチングも学ぶことで、より実践的に日常やビジネスでの対人関係力を高めるための技術として習得していきます。

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毎回各タイプの講義の他、それぞれのタイプのモデルから赤裸々な内面の性格タイプの特徴も聞くことが出来る充実の内容です。忙しくて通学できない、遠くて通えない、という方にも。