2018/07/12

AIロボットと性格応用心理学（エニアグラムの応用技術）

はじめに、エニアグラムを学習されている方、

S.I.さんから頂いたメールの内容を伝えます。

私たちは、エニアグラムの各性格タイプが学べる

通信学習のコースを提供しています。

 

現在、北海道から沖縄まで、数十人が同時に学んでいますが、

その中のお一人の方が下記のように、

メールを送ってくださいました。

 

ここから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自分はタイプ6だと思っています。

他のタイプ向けのエニアグラムの薬は、

どれもなんというかピンとこないのですが、

先日も送っていただいたタイプ6の文は、

読むとなんと、涙が出ます。

他のピンとこない言葉は、自分のタイプに合致していないので、

そのタイプの人にはインパクトがあるんだろうなと想像し、

タイプによる感じ方の違いに驚きます。

ここまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ここでは、具体的に各タイプの文は紹介しません。

しかし、その各タイプの文は、

その各タイプの心理にそれぞれ響きます。

各タイプの文は、私たちが予定している通りに

各タイプの自我と本質に刺激を与え、

予定通りの反応を引き出しています。

 

さて、ここからが本日の本題です。

AIを搭載したロボットについての研究は、

各国、各企業で急速に行われていると思います。

しかし、全世界規模で、私たちが研究を進めている

ロボットの心理部分については、

ほとんど手付かずと私は認識しています。　　

例えば、感情についてです。

人間の心理における感情のテーマは、大変重要ですが、

私の推測ですと、ロボットの顔の表情に、

喜怒哀楽をどのように表現するか、

顔の筋肉に似せてロボットをどう自然に、

より人間らしく見せるか、は

熱心に開発が進んでいると思われます。

 

しかし、我々の行いたいことは、

ロボットの表情の物理的表現力を高めることではありません。

ロボットが、正確に相手の人間の性格タイプを把握し、

人間の側の性格タイプに合致した、

高度なコミュニケーションを実現することです。

 

それは、言語、表情、態度に反映します。

人間の側が、ある場面で、

ロボットに見つめられたいのか、

目をそらして欲しいのか、手に触れて欲しいのか、

触れられたくないのか、話しかけられたいのか、

そっとしておいて欲しいのかなど、

きめ細かく、ロボットが人間の側の性格タイプに合致した

コミュニケーションを実現することが

出来るようになる事です。

 

ロボットが、人間の性格タイプに対応した

コミュニケーションが出来るようになると、

個別の人間に合わせた、

適切な接客（店舗や窓口、病院での看護業務など）や

高度なカウンセリングが可能になります。

疑似的な恋人も出来ます。

 

人間同士ですと、相手の話を聞いていなくとも、

聞いたふりをすることも出来ますし、

反発を感じながらうなずくこと、

又は否定することもあります。

 

しかし性格応用心理学（エニアグラムの応用技術）を

導入したロボットは、全てに共感的に

人間に接することが出来ますので、

一切の衝突が無く、対人（対ロボット）関係としては、

最高の、心地よいコミュニケーション状況を

創り出すことが可能になります。

 

ただし、人間が「死にたい」と言った時

「そうですね。それも一つの考えですね」と

ロボットが答えてはまずいので、

どこかでブレーキをかけて、ある一定以上、

共感しない仕組みにもしていかなければなりません。

 

エニアグラムという心理ツールを使った応用には、

無限の可能性があります。

 

 

安村明史

 

毎回各タイプの講義の他、それぞれのタイプのモデルから赤裸々な内面の性格タイプの特徴も聞くことが出来る充実の内容です。忙しくて通学できない、遠くて通えない、という方にも。