2018/07/30
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
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お世話になります。
世の中では、ダイバーシティということが、よく言われているようですが、そもそもダイバーシティとは何ですか。
ダイバーシティとは、多様性を尊重する組織、社会の実現じゃ。国籍、性差、年齢、障害の有無、価値観の違いを超えて、それぞれの価値を生かし合うという概念を指す。
海外では30年ほど前から、注目されているようですが、その社会的な目的は何ですか。
まず、生物多様性の原理を生かすことによって、強固な組織を作る事。自然は、様々な動物、植物などで全体の均衡が保たれておる。例えば、ミツバチがいなくなれば、人類は4年で滅亡すると言われておる。
それは本当ですか。
野菜や果物を摂取する人間にとって、送粉者(植物の花粉を媒介する生物)の役割は、極めて重要。マサチューセッツ工科大学の大学院生たちが、1ヘクタール分のリンゴの木に人工受粉させる費用を計算したところ、日本円で約65万円~81万円かかるとわかった。ハチの場合、1ヘクタールで約1万円。比べると、人件費はとんでもなく高い。
もし、ミツバチがいなくなったら、リンゴの値段は、最高で100倍弱になりますね。生物多様性に穴が開くと、とんでもないしっぺ返しがあるということですか。人間ではどうですか。
男だけの会社、女だけの会社は、もろい。女性の感性の豊かさを活用できない会社は、生き延びることは難しい。
多様な消費者のニーズにこたえるためには、老若・男女問わずに意見を吸い上げる必要がありますね。男だけの会社では、女性のニーズを実現することは無理です。2番目の目的は、市場の有利性を確保するための経営戦略とも言えますか。
その通りじゃ。3番目の目的は、「人間尊重、平等で幸福な成長組織の実現」。
過去の日本は、 性差で言えば、男性を優位として来た社会であり、男性を中心としたルールでしたから、それぞれを尊重し、平等に考え、扱うようになれるには、ハードルが高いですね。
社会の意識が変化し始めてはおるが、実現は全体の10%も出来ておるとは思わん。あと10年で、20%も実現するかどうか。
なぜ、そう言えるのですか。
日本の政治家の世界が良い例。女性の政治家は、男性の政治家に比較して、どれだけ多様性を生かした活躍や支持が得られておるのか。
確かにそうですね。総裁候補も、まだ男性が圧倒的です。
エニアグラムは、人間を人類共通が持つ自我と本質から見ており、性差、国籍、年齢などの区別は全く無く、極めて平等。ダイバーシティに、エニアグラムを活用することは、多様性の実現が早まる。
エニアグラムは、ダイバーシティの早期実現に効果的なのですね。 教授、今日も良いことを教えて頂き、有難うございました。
1日でエニアグラムの9つのタイプの概要を学べます。それぞれのタイプの特徴や考え方、思考の傾向を学び自分だけでなく、周りにいる人たちについてもより深く知りたいという方に。
毎回各タイプの講義の他、それぞれのタイプのモデルから赤裸々な内面の性格タイプの特徴も聞くことが出来る充実の内容です。忙しくて通学できない、遠くて通えない、という方にも。
各タイプを一つずつ9回に分けて、じっくり学んでいき、理解を深めます。自己成長と他者理解、それからの自己成長を目的としています。同時に、コーチングも学ぶことで、より実践的に日常やビジネスでの対人関係力を高めるための技術として習得していきます。