2018/08/19
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
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お世話になります。
教授は、成長ということをよくおっしゃいますが、企業や個人が持続的に成長するためには、どのような方法があるのでしょうか。
例えば、フィードバックループという手段がある。
フィードバックとはよく聞きますが、フィードバックループとは、何でしょうか。
良いフィードバックを循環させる仕組みの事じゃ。
循環させる仕組みとは具体的には、どのようなことでしょうか。
まず、計測する。体重を落としたがっている人々は、自分が1日にどれだけのカロリーを摂っているかを知らない。体重計に乗る事では、体重は落ちない。であるから、まずカロリーを計測し、記録する。
なるほど。レコーディングダイエットですね。それからどうするのですか。
次に比較をする。今まで食べていたカロリーよりも、今のカロリーが低くなければ、体重は落ちない。体脂肪を燃やして筋肉をつけようと思うのなら、運動量を計測し、比較し、運動量を以前より増やさないと、ダイエットは成功しない。
確かにそうですね。それから、どうするのですか。
調整を行う。ダイエットの失敗のほとんどは、過剰な食事の抑制か、運動のし過ぎで、継続出来ないことが原因じゃ。
なるほど。つまり、抑制や促進に適度さの調整を加えるということですね。
そして、上手くいった状態を維持するために、さらに計測を継続する。これが、組織にも個人にも当てはまる、持続的に成長する方法。
フィードバックループの意味と方法が分かりました。
計測によって気づくことが重要な入り口じゃ。英語を身につけたいと考えている人は、先週、どれだけの時間を学習に費やしたかを把握していない。本を書きたいと思っている人は、毎日、自分がどれくらい文章を書いたのかを知らない。このように、多くの人は計測をしていない。計測がなければフィードバックループは作れない。
なるほど。計測、比較、調整を循環させるフィードバックループが持続的成長をもたらすのですね。メーシー教授、今日も良いことを教えて頂き有難うございます。
毎回各タイプの講義の他、それぞれのタイプのモデルから赤裸々な内面の性格タイプの特徴も聞くことが出来る充実の内容です。忙しくて通学できない、遠くて通えない、という方にも。
各タイプを一つずつ9回に分けて、じっくり学んでいき、理解を深めます。自己成長と他者理解、それからの自己成長を目的としています。同時に、コーチングも学ぶことで、より実践的に日常やビジネスでの対人関係力を高めるための技術として習得していきます。