2022/07/07
多くのリーダーが悩む「自律しない社員を指導する方法は?」。その質問に、性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー教授、お世話になります。
実はある社長から、自律しない社員を指導する方法について聞かれたのですが、何かお知恵を頂けないかと伺いました。
「自律しない社員を指導する方法」にはまず、「自責か、他責か」という問いがある。
と言いますと?
「その考え方、発言は自責ですか?他責ですか?」と問う。
そして「他責では成長できません。自責で、自分に向き合うことで、自分が成長します」と指導するのじゃ。
他責とは様々な事象を他人のせいにする事だと思いますが、自責はどう説明するのでしょう。
「自責」というと「自分を責める(事が良い事)」と勘違いしているマネジャーが多いが、これは間違っている。
「自責」とは「自分の成長に責任を持つ」というのが本来の意味。社内でおきる全ての事象に「あいつが悪い。会社が悪い」ではなく、その現実に自分は何が出来るかを問い続けること。問い続けることで成長が促される。
本人に、問い続けさせるのですね。
他に注意した方が良いことは何でしょう。
マネジャー自身が「自分の成長に責任を持つ態度」を自ら見せて、「自責」を教えることが大事。
それが出来れば、自然に自律したワーカーの集団が生まれる。まずマネジャー自身に「それは自責か?他責か?」と問わせることから、気づきを促すと良い。
まず、マネジャーから始めるのですね。
メーシー教授、今日も勉強になりました。有難うございました。