2022/07/12
前回の「自律しない社員を指導する方法は?」との答えでは、「自責が大切である」とのこと。では、「自責」と「自律」はどう繋がるのでしょうか?その質問に、性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー教授、お世話になります。
再び、「自律させる方法」についてお伺い致します。
「自責が大切である」とのことですが、「自責」と「自律」とはどのように繋がるのでしょうか。
松井秀喜選手が、メジャーリーグで手首を折った時のことを覚えている人は多いじゃろう。
松井はNYヤンキースの試合中、悲劇が襲いました。
4か月後ヤンキースに戻った時のアメリカ人の喜びようは驚くほどでした。
松井はその後のインタビューで、骨折をした時のことを振り返りこう言った。「その時は何も考えていませんでした。ただ、『自分のコントロール出来ることに集中しよう』それだけでした」
それは「7つの習慣」第1章「主体的である」にある言葉ですね。
コビー博士は、
「直接的にコントロールできる問題」(自分の行動にかかわる問題)
「間接的にコントロールできる問題」(他者の行動にかかわる問題)
「コントロールできない問題」(過去の出来事や動かせない現実)
の3つがあると説明されました。
その通り。松井は主体性を持って「自分がコントロールできる事」、例えば、治療中、筋力を落とさないことなどに集中し、怪我の後も立派な成績を残し続けた。立派だった。
「自責」とは「自分の成長に責任を持つ」というのが本来の意味と伺いました。つまり「自律」とは、「自らが主体的で、自分の成長に責任を持つこと」なのですね。
メーシー教授、今日も勉強になりました。有難うございました。