2022/11/01
中途採用の際に有効な手段、それは「前職の志望動機を訊くこと」。なぜ今回の志望動機ではなく前職の志望動機なのでしょうか?性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
中小企業 人事部 人財開発チームに所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー教授、今日も宜しくお願いします。
前回、採用面接の仕方で「『出来るか、出来ないか』ではなく具体的に困難な場面でどのように対処できるかを細かく説明させる質問が有効」と伺いました。他に、面接に有効な方法があれば教えて下さい。
中途採用の際、前職の志望動機を訊くことは有効だ。
え、今回の志望動機では無いのですか?
面接者がよく聞きたがるのは、前職を辞めようとする理由。
確かにそうですね。
では、なぜ前職の志望動機が有効なのでしょうか。
当人は、前職に応募する際、何らかの事前期待を持ってトライしたはず。しかし、それが叶わなかった何らかの理由が前職にある。
なるほど。必ず理由があると思います。
であるから、前職を志望した理由と、なぜ、何が叶わなかったのかの理由を訊くと辞めた原因がはっきりする。
確かに。そこで本当の理由を話して貰えると、当社に求めている求職理由も分かって来ますね。
その通り。事前に期待していた職場と現実の職場との違いのギャップを「リアルショック」といい、新人の離職原因の6割と言われている。
なるほど。既にリアルショックを経験している中身を訊くのですね。それによって当社に求めていることも分かると。
今日も良いことを教えて頂き勉強になりました。
有難うございました。