2022/11/29
前回から学んでいる社会人基礎力。その一つの「チームで働く力」として「発信力」があります。この「発信力」はどのように身につければよいのでしょうか?性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
中小企業 人事部 人財開発チームに所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー先生、こんにちは。
前回、社会人基礎力の一つである「失敗しても粘り強く取り組む」には、「外側から幸福度を増すことで、前向きに粘り強くなれる」と教えて頂きました。
「チームで働く力」としては「発信力」がありました。「発信力」はどのように身につければ良いのでしょうか?
先ずは「根本思想があるか」ということ。
「根本思想」・・・。
と、言われますと?
「つまり何が言いたいのか」。
結論をはっきり決める。それが根本思想。
「結論は何か」ですね。それが発信力の根本なのですね。
その「根本思想」があったとして、次にどうすれば良いのですか?
発信の出だしを決める。出だしは結論=根本思想で良い。
例えば「これからのわが社の企業取引は、Webマーケティングによる営業を中心とすべきと思います」とする。
なるほど。それからどうすれば良いのでしょうか。
理由を述べる。
例えば「少ない人員の中で売上を上げるために有効であると考えられるからです」と続ける。
次はどうすれば良いのでしょうか。
事例を示す。
例えば「経産省によれば令和2年の日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は334.9兆円でした。コロナにより直接的な営業の自粛が広まったことで、企業間電子取引はますます増加していく傾向にあります」と続ける。
そしてどうするのですか。
「そもそも直接営業出来る人員が少ないわが社の場合は、Webを使った営業にこそ力を入れるべきと思います」
と結論付ける。
なるほど、分かりやすいですね。
結論・・・Point
理由・・・Reason
事例・・・Example
結論・・・Point
英語の頭文字を繋げるとPREPとなり、説明文の代表的な技法で説得力がある。
発信の仕方としてPREPは使えるということですね。
今日も良いことを教えて頂き勉強になりました。有難うございました。