2022/11/17
社会人基礎力の一つである「チームで働く力」の一つとして「柔軟性」があります。「柔軟性」とは何で、どのようにすれば「柔軟性」が向上するのでしょうか?性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
中小企業 人事部 人財開発チームに所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー先生、こんにちは。
社会人基礎力の一つである「チームで働く力」の一つとしては「柔軟性」があると教わりました。
「柔軟性」とは何で、どのようにすれば「柔軟性」が向上するのでしょうか。
「柔軟性」とは他者の様々な意見や考え、いわば多様性を受け入れる力のこと。
自分の意見、考えは、ひとまず横に置いて相手の意見、考えを受け入れることですよね。
相手の意見、考えを受けいれられない人にはどのような理由があるのでしょうか。
一言で言えば「恐れ」が理由。
他者の意見、考えを受け入れられない人は3種類いる。
先ずは他者の意見、考えよりも自分こそが正しいという妄想に囚われている星一徹タイプ。間違っている自分は許せない完璧主義者。
2つめは、自分の価値観、世界観が強すぎるスナフキンタイプ。他者の意見、考えによって自分の存在価値が失われる恐怖から他者を強く否定するロマンチスト。
最後に他者の意見、考えによって自分が支配されるという妄想をもつジャイアンタイプ。他者の意見、考えを受け入れることは、自分がマウントされるように恐れる挑戦者。
どれも、面倒くさい人たちばかりですね。
この人たちは、どうすれば柔軟性を高めることが出来るようになるのでしょうか。
技術としては「自分の心を空、無にする事」。
とりあえず自分の想念は横に置いて、ひたすら心を空にして相手の話を聞いてみる。
なかなか、難しいかもしれませんね。
難しいのは「恐れ」が自分を支配しているから。
恐れを捨てて、一度、空になってみれば、自分も相手も関係は何も変わっていないことに気づく。
「恐れ」はどうしたら無くなるのでしょうか。
「恐れ」ている自分を認識する事。
自己認識は、恐れの呪縛を解く最大のカギ。
例えば怒っている時「自分は怒っているのだ」と自己認識出来ると怒りは急激に消えて冷静になれる。
緊張している時「自分は緊張している」と認識できると急にリラックスできる心の状態に変化する。
なるほど。ですから「自分は恐れている」と客観的に自分を認識出来るようになると、「恐れ」から解放されるのですね。
そして、結果的に柔軟性が高くなると。
今日も良いことを教えて頂き勉強になりました。有難うございました。
:参考「9タイプ・コーチング」