2018/10/16
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
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お世話になります。
ある企業の経営者から、リーダーのレベルについて尋ねられました。リーダーにも様々なタイプがいると思いますが、成長のレベルについては、どのように考えれば良いのでしょうか。
タイプとは性格タイプとして9種類があるが、成長のレベルとしては、人間の成長度を5段階のステージで考えることが出来る。
具体的にはどういうことでしょうか。
5つの段階の最も低いステージは「具体的な思考段階」。言葉を覚え始めたばかりの子供に該当する。これは今、考えなくても良い。
はい。
ステージの2は、成人に該当しながら最も低い「利己的段階」。おもちゃ売り場で駄々をこねる子供のように、何事も自分本位、自己優先で他人の感情や自分のしたことの他者への影響を考えない。成人の10%がこの段階と言われておる。
どの組織にも、権威をかさに着たり、相手の欠点をつくばかりだったり、「俺があいつに○○をしてやった」と言う自分中心な人間がいます。では3段階目はどうでしょう。
3段階目は「習慣的段階」。他人の事が意識出来る代わりに主体性を失い、組織の価値観にしたがって、他の人から言われたことさえやっていれば良いと考える。会議でも徹底して過去から踏襲してきた事に疑問を持たない。成人の70%がこのステージであると言われておる。日本ではもっと多いかもしれない。
なるほど。次のステージはどうでしょうか。
第4段階は「自己主導段階」。自分が確立されており、自ら意思決定し、実行の出来る、成長意欲の高い人。このステージに到達できている人は20%しかいないと言われておる
全体の20%ですか。常に本を読んだり、熱心にセミナーで学ぶ人はこの段階ですね。
最後のステージは「自己変容・相互発達段階」。自分なりに意思決定は出来るものの、自分の意見に執着せず、他人の言葉に耳を傾け、多様な価値観を受け入れながら、自己変容出来る人たち。一流と呼ばれる人たちで、まさに理想のリーダーといえる。 おそらく、全体の1%以下であろう。
エニアグラムは、心理学として、多様な価値観を学ぶツールですから、一流の人間になるための学習に有効ですね。教授、今日も良いことを教えて頂き、有難うございます。
「リーダーシップは誰にでも身につけられる」伊藤俊幸 早雲社
毎回各タイプの講義の他、それぞれのタイプのモデルから赤裸々な内面の性格タイプの特徴も聞くことが出来る充実の内容です。忙しくて通学できない、遠くて通えない、という方にも。
各タイプを一つずつ9回に分けて、じっくり学んでいき、理解を深めます。自己成長と他者理解、それからの自己成長を目的としています。同時に、コーチングも学ぶことで、より実践的に日常やビジネスでの対人関係力を高めるための技術として習得していきます。