2018/09/03
「さくらちゃん(大学3年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学。ビジネスにも詳しい。野球選手の大谷の読み方を「オオヤ」か「オオタニ」のどちらかも知らないのに、ラジオのキー局で野球選手の人物解説を平気でするなど、かなりユニーク。
さくらちゃん
大学3年生、心理学専攻、テニスサークル所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
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メーシー教授、こんにちは。突然ですが、体操の世界で宮川紗江選手と塚原夫妻のパワハラ問題の報道がすごいのですが、先生はそれぞれの性格タイプはいくつだと考えられますか。
日本体操協会の塚原光男副会長はタイプ7のサザエさんタイプ、女子強化本部長の塚原千恵子氏はタイプ8のジャイアンタイプのように見える。
それはどうしてなのでしょうか。
塚原光男副会長の記者からの質問を受ける態度には、笑い顔が自然で、笑いじわが深くて多い。音楽バンドをやっており、帽子を被ってギターを弾く姿が、実に楽しそう。塚原千恵子氏は、選手時代の顔が厳しい。しかし、優し気な部分もあり、おそらくジャイアンタイプのタイプ8で、少なくともガッツ(本能)センターではあろうと思う。
宮川紗江選手はどうですか。
宮川選手は、「コーチからの暴力はあったが、それ自体は指導であり、苦痛ではなかった」という発言から、ガッツ(本能)センターであり、星一徹タイプのタイプ1ではあるまいか。
どうして、タイプ1は暴力も指導と受け止めるのですか。
ガッツ(本能)センターであるタイプ8、タイプ9、タイプ1は言葉、気持ち、理論、理屈では、身体能力を引き出すことは出来ない。まず身体を動かし、互いに身体をぶつけるようにして学んでいく。たとえ指導に手が出、足が出ても、それが自分の成長のためを思っての指導であると受け止めるならば、むしろ心地よく、喜んで受け止めることさえある。宮川選手がガッツ(本能)センターであることを前提として、タイプ9ではなく、タイプ8でもなく、消去法でタイプ1とした。しかし、確信はない。
ガッツ(本能)センターだとして、彼らには、怒りは湧いてこないのですか。
選手が指導者に怒りを持っていることはよくある。しかし、あの厳しい指導があったからこそ、国体に出られた、オリンピック候補になれた、プロになれたと指導者に感謝している選手もたくさんおる。
しかし、パワハラや暴力は、それを受けた側が、パワハラや暴力を受けたと思うことで、構成されてしまうのでは無いのですか。
つい最近の過去は、受けた側がパワハラ、セクハラを受けたと感じれば、全てアウトという考え方が主流じゃった。しかし最近、ハラスメントのへの考え方が大きく変わってきておる。これまでは、ハラスメントした側が悪意を持っていることを前提とした場合で、された側は善意の被害者。しかし、ハラスメントをした側に悪意は無く、された側に悪意があった場合はどうじゃろう。
された側に悪意があった場合ですか・・・。例えば、相手をおとしめようとして、セクハラを受けたと悪意の主張する場合も、あり得ますよね。なるほど、するとパワハラ、セクハラも、善意、悪意がどちらにあったか、又は、どちらにもあったり、無かったりすることも、判断の鍵となるのですね。
コーチが髪を引っ張ったことは、悪意だったのか、善意だったのか、単なる習慣的なものであったのか。また、宮川選手はその行為をどのように受け止めていたのか。宮川選手の会見の言葉通りを受けとめれば、むしろコーチに感謝しているのではないか。全体を見て、受けた側の受け止め方というならば、そこまで考えるべきじゃ。
悪意となる暴力やハラスメントは確かに許されませんが、行為を感謝する受け止め方や、ハラスメントを受けた側が、悪意を持って主張する場合もあるというのは、気づかなかった視点です。今日も良いことを教えて頂き、有難うございます。
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