2022/11/15
社会人基礎力の一つである「主体性」。主体性は、単なる自我、わがままにも似ているとのこと。主体性とわがまま、違いはなんでしょうか?性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)専門家のメーシー教授が答えます。
■人物紹介
メーシー教授
秋田県出身。専門は性格応用心理学(エニアグラムコーチング®)。ビジネスにも詳しい。
さくらちゃん
中小企業 人事部 人財開発チームに所属。趣味は食べ歩き。特にケーキには目が無い。
(さくらちゃんの)パパ
人事系コンサルタント会社経営 メーシー教授からビジネス上の課題にアドバイスをもらっている。
メーシー先生、こんにちは。
先回、社会人基礎力の一つである「主体性」を高めるために上席者から「感謝されている」「承認されている」と感じると人間は能動的に動くと教えて頂きました。
さらに「主体性」について知っておいた方が良いことあれば教えて頂きたいです。
主体性は、単なる自我、わがままにも似ている。
違いは「主体性」は「自分の言動が、他者にどのように影響しているかということが、分かって行っている」ということ。
では、単なる自我、わがままは、相手に対する影響力が分からないということですね。確かに、相手への影響が分からないで発言する部長がわが社にもいます。
例えば、最近、大臣を更迭された葉梨議員。
「法務大臣は朝、死刑のハンコを押して、昼、TVで話題になるだけの仕事」と言った方ですね。
自分の言動が国民にどのような影響を与えるのか、理解出来ていない人の発言だった。
主体性の対義語に依存性がある。
自分を指示してくれる選挙民や議員の立場への依存性から、大臣としての主体性が失われたのだろうと思う。
パーティーで、軽くペラペラ話していたのですよね。
一言で言うといい気になってしまっていたのですね。
依存が甘えになり、死刑への重み、法務大臣の責任が消えている。
なるほど・・・。
いい気になるって、一種の甘えなのですね。
つまり社会人基礎力とは、人間関係における、良い意味での緊張感を含んでいるということ。
それで「自分の言動が相手にどのような影響を与えているか分からない人はダメ」ってことなのですね。
今日も良いことを教えて頂き勉強になりました。
有難うございました。
:参考「7つの習慣」