~人間関係を再構築する技術~
・キャリアコンサルタント、人事総務職
・産業カウンセラー・心理カウンセラー、その他心理職
・臨床心理士・保険師・看護師
心療内科医、精神科医のように薬物を使用することなく、またゲシュタルトセラピー、認知行動療法等以外で、簡単にメンタル不調問題への対応と予防ができる「自我・気質レベルの自己理解・他者理解の方法」の紹介です。
1、カウンセラーが使いやすいメンタルヘルス不調者への対応方法と事例について学びます。
2、従来までの自己概念レベルでは、変容しなかった深い階層へのアプローチを学びます。
組織におけるメンタルヘルス不調の原因は人間関係の問題にあります。人間関係の源は家族関係です。家族関係は、企業などでの人間関係よりも親和性、協調性が高いと言えます。その理由は「お互いのクセ」や「性格」をよく知るばかりか、さらに深い階層にある、人としての「自我・気質」にまで共感的理解を持ち、受容的態度を維持するからです。それ故、パートナーとしての関係が強く維持され、協力的であり、癒され、長期間の人間成長の場にもなり得るのです。エニアグラムは、組織メンバーの「自我・気質」を互いに理解し、受容できる優れたツールです。国内の事例では、ある企業の年次(新人と2年次)にエニアグラムの研修を各二日間行ったところ、その後、殆どその年次の離職が無かったと人事担当者より報告がありました。その後、大企業であることから受講者は全国に配置され、交流は途絶えがちでした。長年会う事も無く、名前を忘れていることもありましたが、お互いの性格タイプの数字だけは覚えているという奇妙な現象も生じました。受講メンバーが、互いの自我・気質を受容した結果、人間関係に強い絆が生まれ、会社への定着が強化されたものと考えられます。その他には、海外事例として、「Team Building」のため、アメリカ海軍、特に人間関係に問題を生じやすい潜水艦内でエニアグラムは活用されています。下記はコンサルタントによる使用の記事です。
さらに、チェコ共和国では2006年1月より、小・中学校の教職員に、エモーショナルインテリジェンス、気質、感情を理解し、IQを高めるエニアグラムを活用し、教師の人間性を高める職業人教育プログラムを実施しています。これは5,600人の教職員に対し行われるもので、235回の講義を通じて、先生と生徒の個の潜在的能力と精神とを成長させることで健康と幸福を取り戻そうとする試みです。当局は急激な工業化社会の拡大により、人間性が失われ、子供たちの暴力、ドラッグの使用、虚脱化減少(燃え尽き症候群)がもたらされたと指摘しています。EUはこのプロジェクトに対し約4200万円(EUR300,000)を拠出しました。
このセミナーでは、メンタルヘルス不調への対応と予防を通じて、人間関係を再構築する技術を紹介します。
1、メンタルヘルス不調問題を解決したキャリアコンサルタントの実例が分かります。
2、解決方法が理解できます。
3、解決方法をワークで実体験できます。
*自己概念と経験の一致と変容の多層的レベル構造モデル
・レベル1「自己評価」(強み、弱み・長所、短所)(一般的自己概念)変容→微小
・レベル2「自己理解」(囚われへの気づき=働き方・考え方・コミュニケーションのクセ)による変容→小
・レベル3「自己受容」(自我・気質=根元的恐れへの気づき)による変容→中
・レベル4「衝撃的体験=離婚・病気など」(自己課題への挑戦)による変容→大
(家族関係を最高値・最低値とした場合)
組織においてエゴグラム学習・エニアグラム学習をした場合の親和性・協調性
↓エゴグラムなど↓エニアグラム↓家族関係
低←―――――――――――――――中―○―――――――●―――――→高
組織においてエゴグラム学習・エニアグラム学習をした場合の攻撃性・排他性
↓家族関係↓エニアグラム↓エゴグラムなど
低←―――●――――――○――――中―――――――――――――――→高
*親和性・協調性が高い組織、人間関係、攻撃性・排他性の低い組織、人間関係ほど、人間関係におけるトラブルは少なく、メンタル不調問題は生じにくいと考えられる。
日程 |
2017年3月25日(土)13:00~17:00 ※セミナー終了後、希望者には懇親会があります。 |
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場所 | 東京都港区赤坂1-4-14 ダイヤモンドビル赤坂5F 東京メトロ銀座線・南北線 溜池山王駅 9 番出口 徒歩3分 東京メトロ丸ノ内線/ 国会議事堂前 徒歩7分 |
受講料 | ¥5,000(消費税込) |
特典 |
2、無料Web通信講座の会員になることができます。 3、JCDA会員は更新ポイントを差し上げます。 *セミナー後、懇親会に参加することが出来ます。(別途実費)セミナー内では聞くことが出来なかった具体的な質問も出来ます。 |
価格 | お申し込み |
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価格¥5,000(消費税込) |
1986年 長崎大学工学部を卒業後、山一證券に入社。当時の最先端取引を担当するディーラーとして仕事人生をスタート。人事部門での新卒採用、若手から中堅に至る人材育成に従事したことがきっかけで産業カウンセラーの資格を取得。専門的なキャリア支援者を目指し法政大学大学院(MBA人材開発コース)に学ぶ一方、CDA資格を取得した。2005年にキャリアコンサルタントとして独立。
現在は県内企業を主な対象にキャリア形成やメンタルヘルス改善を支援する一方、国家資格キャリアコンサルタント養成講座のインストラクターや、JCDA認定のスーパーバイザーとしてキャリアコンサルタントを指導する。また性格心理学エニアグラムを活用した自己理解・他者理解のセミナーを九州・沖縄で開催、全ての地域で継続的に開催されるなど高い評価を得ている。
2016年5.30号のPRESIDENTで安村明史が監修した記事は、こちらから閲覧できます。
現在はフリーランスとして、有名私立大学での就活支援・就活セミナー講師、セルフ・キャリアドック制度導入支援およびキャリアコンサルティングに従事。
その他、企業向け社内新入社員研修・管理職研修講師など講師経験多数。
特に、エニアグラムを軸としたクライアントに対する自己理解支援、および、チームビルディングを目的としたエニアグラム研修に強み。
一般社団法人日本コミュニケーション協会 会員